★★★★☆

ハッピーエンドに殺されない

ここではないどこか、を夢見る、というか。今の環境ではない、ここではないどこかへ近づこうとする意志っつーか、今の環境を維持するにも落とし穴(ここではないどこか)はあって、現況の比較をもっていること、というか、当たり前であると思うことは、何ら…

言葉が鍛えられる場所

ちょびっと、兄貴のメールに何だかなーと思わなくもなかった土曜の昼。冷静によく見ると、単に思ったことを書いただけっぽくも思うのだが、一読すると、いや、よしとこ。ちなみに僕のメールは誤解されないように誤解されないように書くので、一般人と比べて…

思考力を鍛える50の哲学問題

思考力を鍛える50の哲学問題作者: 小川仁志出版社/メーカー: 教育評論社発売日: 2015/04/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るどっちかというと、哲学学的な総覧だが、総覧って私は見たことなかったのでほへーであった。突然リベラ…

秘本世界生玉子

各種の難問にcakesの連載ではかなり決定的なことを言ったつもりだけど、どう受け止められてるかわからない。ポリタスの寄稿もそうだけど、まあ、誤読されてるかなあとは思う。まあ、しかし、そういうものかもしれない。 BYfinalvent すいません、すいませ…

考える生き方

この本は藁である。でも、全く地図がない道を模索するのと比べて、心強く思うし、こんな考えを持った人がいるということは、それと比べて自分の位置が測れる。さて、自分の可能性がなくなった時、自分は絶望と向き合ってどういう答えを出すのだろう。(追記)…

現代の処世 飽食時代の菜根譚(3)

現代の処世―飽食時代の菜根譚 (講談社ビジネス)作者: 山本七平出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る読んだ甲斐はありました。実は秋津くんは、今に見ておれとか思って、まあ、…

うさぎとマツコの往復書簡

うさぎとマツコの往復書簡作者: 中村うさぎ,マツコ・デラックス出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/11/06メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 36回この商品を含むブログ (24件) を見る中村うさぎの極道くんシリーズは私の青春の書だ。極道くんで書か…

大原孫三郎の生涯

わしの眼は十年先が見える: 大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/05/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る小説は、やっぱり勉強になる。ハヤシ(?)がメセナを諦めた話…

取材が来る店

取材が来る店ーいままで誰も書かなかった「メディアから見た店」とは!作者: 吉野信吾出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2013/06/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る定植時、果菜類は浅植えの方がいい。しかし、トマトだったら茎…

百年分を一時間で

百年分を一時間で (文春新書)作者: 山本夏彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/10/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (22件) を見る夏彦じっちゃ、やっぱり面白い。私とじっちゃ達(お年寄り)とは、知識が隔絶している。私…

人気店はバーゲンセールに頼らない

人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識 (中公新書ラクレ)作者: 齊藤孝浩出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/04/09メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る大穴、ダークホース的に面白かった。情報の内容は、新…

なぜ、勉強しても出世できないのか

なぜ、勉強しても出世できないのか? いま求められる「脱スキル」の仕事術 (SB新書)作者: 佐藤留美出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2012/10/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (6件) を見る今から外資に入っても、会計…

増税は誰のためか

増税は誰のためか <神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド Vol.9>作者: 神保哲生,宮台真司,神野直彦,高橋洋一,野口悠紀雄,波頭亮,大野更紗,武田徹出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2012/04/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブロ…

日本を滅ぼす〈世間の良識〉

日本を滅ぼす〈世間の良識〉 (講談社現代新書)作者: 森巣博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/18メディア: 新書購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見る八百屋のおっさんがやれば「犯罪」、公務員や大企業の職員が同じことをやれば…

会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方

会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方作者: 小関敦之出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/03/11メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る本を出したいネタがあるのだが、一体どうすればいいんだか。…

就職、絶望期

就職、絶望期―「若者はかわいそう」論の失敗 (扶桑社新書 99)作者: 海老原嗣生出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2011/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (9件) を見るまた、若者は可哀そうかと思ったんだけど、職種別採用の…

セクシーGメン麻紀&ミーナ

セクシーGメン 麻紀&ミーナ作者: 森奈津子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/07/16メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見るこういうエロは本人のツボにハマるかどうかだと思うんだけど、私にはジャストフィ…

現代の処世

現代の処世―飽食時代の菜根譚 (講談社ビジネス)作者: 山本七平出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る仕事で失敗してテンパっているとき、ついやってしまった。言い訳。ビジネス…

言葉でたたかう技術

言葉でたたかう技術作者: 加藤 恭子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/12/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 67回この商品を含むブログ (15件) を見るまだ、戦後間もない時期に夫婦でアメリカへ留学しわかったカルチャーの違い。…

ましろのおと1〜2

大家のさすがの貫録。師匠のじーちゃんを亡くし、音を見失って東京へ来た三味線弾きの少年。と書くとありきたりだが、どうしようもなさが描かれ、ぐっと引きつけられる。どう見ても父ちゃんにしか見えないおっさん顔のにーちゃんは大会で、3位。自分は下手…

天地明察

そうまでして改歴の名誉が欲しいのか。そういう声が全国から聞こえてきた。「うん……欲しいな」闇の中で春海は呟いた。建部と伊藤に誉めて欲しかった。酒井に天に触れたと告げたかった。死との争いのの戦国を廃し、武家の文化を作りたいと願った保科正之の期待…

まおゆう魔王勇者1

まおゆう魔王勇者 (1) 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」作者: 橙乃ままれ,toi8出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2010/12/29メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 1,935回この商品を含むブログ (172件) を見る先が読めないのに、…

売れるもマーケあたるもマーケ マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則作者: アルライズ,ジャックトラウト,Al Ries,Jack Trout,新井喜美夫出版社/メーカー: 東急エージェンシー出版部発売日: 1994/01/01メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 250回この商品を含むブログ (6…

地域再生の罠

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)作者: 久繁哲之介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 新書購入: 23人 クリック: 403回この商品を含むブログ (54件) を見る評判通りの本で、昼食もそこそこに読みふける。…

『格差社会という不幸』

宮台 宗教的良心のアメリカ。連帯のヨーロッパ。血縁の中国やユダヤ。ビクトリア朝伝統のイギリス。コーポラティズムのドイツ。日本の場合は特定の場所に一緒に住むという事実性に結びついた共同体制でした。(中略)ところが国土は荒廃。同じ地域に長く一緒…

すごい読書!

今まで見過ごしてきたことに改めて見直すきっかけを与える本はいい本だ! こうして、本来なら地域のリーダーとなるべき人材が一人、また一人と消えていくわけです これはなぜ大規模店舗が規制されたほうがいいかの理由付けとしてすごく説得力がある。締めの…

獣の奏者Ⅲ,Ⅳ

○小さな争いを繰り返していたら大きな争いは起きないか→灰色の魔女の問題人が死ぬことは良くない。私は分かっていても定量の問題じゃんと思う。4巻の惨事も広い目で見たら、王獣やとうだをあきらめるぐらいの重大事になるのだろうか。惨事の規模はどう見て…

青の時代 伊集院大介の薔薇

(2/9一部書き直し) ―その手に抱えている、真っ赤な薔薇の花束を、隠そうともせず、わるびれもしなかった。それが、あたしのためのバラだ、なんて、あたしは一瞬も思ったりしなかった。そんなふうに世間知らずでいるためには、あたしはもう46歳だったの…

いたいけな主人

条件その二。私が見ていないところでは、しない。私は、ひかるちゃんに、嗅いでほしいの。ひとりで隠している人じゃなくて。条件その三。したいときは、ちゃんと口で言って。おねだり、するの。条件その四。もし、こっそり知っちゃったときは、すぐに私に言…

最強M伝説

森奈津子の雑誌「小説宝石」掲載のエロ小説が良かった。肝心の場面はさらっと流されていて、実用性はあんまりない。でも、「(オナニーの)邪魔です」(うろ覚え)と邪険にされても、思いは募る、そんな感じが、読んで、ほわわんと胸が温かくなる。そこで無…