2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

若者はなぜ3年で辞めるのか?

年収400万になるのは40才な私は、(ッて今年給料増えたはずなのに手取りは昨年のままかよ、なぜっ)、家族にうざがられながら転職したいとぶつぶつ言っているのでございました。サービス残業の巣窟だし。しかし困ったことには、仕事の裁量が会社の中でもでか…

巡礼

読むと自分の人生を送る上での見通しの甘さを思い知らされる。ごみ屋敷の住人の人生が自分にも起こるかもしれないことだと思い知るのは目からうろこで、楽しい経験です。楽しい?他人の人生で予習して自分の人生では避ける方法を探さねば。解決策ってあるの…

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 1〜2 

登場人物が平行世界の共通ルールを推測する。ほんとに全部正しいわけはないと思うのだが、影に共通の殺人犯がいるんだろうか。知ってる人だったらやだなと思うがそうでなきゃ面白くない。胸に何かがつっかえたような気持ち悪さを書くことができるってすごい…

しゃにむにGO

でも少しだけ想像してみる俺は大きい大会に出場し応援席のファミリーボックスへと目を向ける今は空席だけど、特別な人を座らせるんだと思うと中々悪くない 1週間前に借りて読んだのを今思い返してもあまり残るところがない。でも読み返してみると読むのが止…

たんぽぽのお酒

レイ・ブラッドベリは「華氏四五一度」あんまり面白くなかったが再挑戦。…あえなく挫折。「クララ白書」のときもそうだが、私はあんまり過去を美化する話は好きではないようだ。現在は失われてしまった、極端に言うと汚れてしまったとか思わない私はまだ青春…

天気晴朗なれど波高し2

「コーアの所へは挨拶に行かないのですか?」代わりにそう言うと、ネイは一瞬泣きそうな顔になった。そして視点を横にずらし、遠くで陸の仲間たちと賑やかに騒いでいるコーアを見た。その視線は迷わず一直線に彼をとらたので、ネイがはじめからコーアの姿を…

クララ白書Ⅱ

寄宿舎生活では、外部(特に男性)からの電話と手紙にとても厳しい。美人のマッキーはラブレターが届くたびにシスターに呼び出されて憤慨しているが、しーのはそれを羨ましく思っていた。だってやっぱり、一度でいいから同年代の男の子からラブレターなんても…

勝間和代の日本を変えよう

先週、父が50年ぶりの小学校の同窓会に行ったら、バツ一やバツ二がぎょーさんいたらしいです。わが県は女性が働く率高いですからね。男女共同参画、若者に希望がない話の本です。西原理恵子と雨宮処凛の対談が掲載されているといったら分かりやすいかな。さ…

鬱金の暁闇1 破妖の剣6

姉のアーゼンターラを魔性に攫われたリメラトーンは、浮城の捕縛師になった。しかし彼がなりたかったのは、魔性を滅ぼし得る力を有する破妖剣士。破妖剣士になるには、高邁な思想や理想も血を吐くような努力も意味をなさない。選ぶのは破妖刀そのものだから…

クララ白書Ⅰ

周囲からは「しーの」という愛称で呼ばれている、徳心学園中等科に通う桂木しのぶ。父の転勤で学園生活3年目にして付属の寄宿舎に入ることになったのだが、そのクララ舎には新入りに対するとんでもない伝統があった。しーのと編入生の蒔子と菊花、3名の新入…

自分の小さな「箱」から脱出する方法

小さな人が叩くと小さく鳴り、大きな人が叩くと大きくなる鐘のようなものが人間関係だと思っている秋津です、こんにちわ。基本的に自分は、好意を持った人には好意で返されると無邪気に信じられる環境で育って、今現在もそうであります。恵まれています。こ…

夢の守り人

魂と順応性と人生の破綻の関係について色々考えた。あとがきだけ立ち読みしても得るものは多い。 ○「売春は魂に悪い」のか私は私の身体と記憶を持った人がいれば、それは私になるだろうと思う程度には唯物論者だ。だけど、生まれたときから他の誰にも干渉さ…

砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない

著者は余り作家らしい鋭敏な感覚を持っていないのでないか。「砂糖菓子でできた弾丸で子どもは世界と戦えない」というオチはいいとしても、子どもの無力さを示す根拠に殺人を持ってくるのはあまりに同情を得やすく安直だ。子どもの無力はそこまで極端でなく…

東亰異聞

東京のパラレルワールド東亰で起こる怪事件。時代は明治で、土俗的な空気と文明開化の明晰さがせめぎあう。怪事件に種も仕掛けもあるのか。ある、と、可能性が示される。しかし、論理では説明のつかない狂言回し。どろおどろしさはちっとも減らない。それで…