2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シアター!

「それでも芝居に打ち込んでるときだけは格別にカッコよかったのよ」(略)「夢追い人であの人よりいい人はいなかったから、浮世離れ系の男はあれで打ち止め。今度は地に足がついてる系で一番いい男を掴まえたからね」 有川浩の小説は読みやすい。ただし、読…

陋巷に在り 2

五六が子供の頃から顔ボクにいかに叩きのめされて、守り役の矜持を注入されてきたか。五六は十にも満たない時にあまりのボクの仕打ちに生き死にまで考えたことがあった。その横には玉のように大事に育てられる顔回がいる。五六の顔回への複雑な感情はそうい…

ハタチの原点

先週末、宮台真司の「中学生からの愛の授業」を見返していた。著者の議論は、宮台の理論に飲み込まれるんじゃないか、的にちょっと不満。ただし、最終章の(戦前、)戦後の介護の歴史の変遷はあまり見ないネタで面白かった。戦前は家制度があり、親の「扶養…

アメリカ下層教育現場

生きるためには、学業どころではない。明日の朝食のパンを買うには、今、働かねばならい。 著者の真剣に生きる様が心を打つ。さりげに、アメリカのチャータースクールは公立スクールよりレベルが低いという情報があり、著者は教育免許も持っていないが、チャ…

amazonその他で買った本

言葉でたたかう技術作者: 加藤 恭子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/12/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 67回この商品を含むブログ (15件) を見る極東ブログ経由。中をちらっと読むとかなり当たりっぽい。私の好きな市井の人…

RDG2 はじめてのお化粧

「あいつがだれもきらわないのは、無関心のせいよ。関心をこちらに引き止めるものがどれだけあるかって、ときどき自信なくすの。やっぱり醜いものね、人間同士は」 うかつに近づけない感じがする。魅力がありすぎてきっと危ない。とてつもなく悪い人か、とて…

採用の超プロが教える仕事の選び方人生の選び方

マネージャーが叱るべきなのは、「できなかったこと」ではなく、「やらなかったこと」に対してだ。 では社長業とは何なのか。それは、「自分にしかできないことをやる」ことである。たとえば私は、営業にしても商品開発にしても、「自分がしたほうがいい結果が出る…

社会の真実の見つけかた

やっぱり、私はものの見方が甘い。 あのVTRはアメリカ兵を、血も涙もない残酷な殺人鬼に見せているからです。罪のない一般市民を平気で殺し、それを冗談にして笑い合っている映像ですからね。でもそれは表面的なことだ。(中略)でも、一つだけあの映像だけ…

日曜買った本

ディスコルシ ローマ史論 (ちくま学芸文庫)作者: ニッコロ・マキァヴェッリ,永井三明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/03/09メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (16件) を見るローマ史と聞き、とりあえず押さえておこうかな…

昨日買った本

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/02/09メディア: 新書購入: 57人 クリック: 2,260回この商品を含むブログ (201件) を見る「物語三昧」経由。マーケッティングが仕…

とめはねっ!鈴里高校書道部1〜4

「ましろのおと」を見ても思ったんだけど、ドきつくないけど、山谷がきちんとあって、寝たいのに、読み始めると止まらない円熟した筆運びがあった。凡百の漫画家なら、ツルルと読み飛ばされるところがちゃんと山谷になって、緩急があり、スピード感もでてい…