RDG2 はじめてのお化粧

「あいつがだれもきらわないのは、無関心のせいよ。

関心をこちらに引き止めるものがどれだけあるかって、ときどき自信なくすの。

やっぱり醜いものね、人間同士は」

うかつに近づけない感じがする。

魅力がありすぎてきっと危ない。

とてつもなく悪い人か、とてつもなくいい人だけど、はっきりしたころには磁力で離れられなくなっているからどっちだろうともう遅い―そういう人に見える。

フツーに面白い。

この本を読んで自分の人生を省みることはないが、時間を忘れて楽しんだ。

願わくば、1巻のようなどんでん返しを期待したかったんだが、今回は最初から敵が分かっていたため、ドキドキ感は薄れたかな。

姫神様もその辺の神霊とは格が違うことを見せつけて、これは5巻では終わらないかも。

次巻を楽しみに待つ。