取材が来る店
取材が来る店ーいままで誰も書かなかった「メディアから見た店」とは!
- 作者: 吉野信吾
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2013/06/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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定植時、果菜類は浅植えの方がいい。
しかし、トマトだったら茎からすぐに根が出てくるので、樹勢が弱かった場合、深植えにして、根っこを増やして勢いをつける手もある。栽培20年選手のコツである。
でも、どの本にも書かれていないので、その人一人の思い込みであるかもではないかと。
業界人の真髄というのは得てして思い込みと紙一重である。
というわけでただの思い込みか真髄か、この本ではパンピーが思いもよらない業界人の物の見方が明らかになる。
眉に唾をつけるべきかもしれないが、思いもよらないことを既知にし、自分で選択肢を増やすことが大切なのだ。とりあえずやってみて結果を判断するべ。
飲食店は、仮にお金の余裕があったとしても、自分でお金を出して出稿する広告を打ってはいけません。
お店にとって、雑誌のほうがテレビより広報として効果的
老舗と言われる店は露出のコントロールが実に巧みです。「出そうで出ない。忘れたころにまた出ている」といった緩急が手慣れています。
「目立って一番になれば、あとは堕ちるだけ。つかず離れずの二番手、三番手をキープ」という考え方を貫いていて、その根底にあるのは「儲けはそこそこ、永い商売」という哲学。
DMなどはその典型で、「季節の挨拶」「新メニューのご案内」といったことを理由にした営業作戦も、お客の立場からすれば「気に入っていれば日頃から使っているよ」「よっぽどお客が入らないんだろう」と、直感的に捉えてしまう。
また、名刺やショップカードの裏に、系列店名がいくつも並んでいるのを見たお客は、「たくさんお店を経営しているから安心だ」などとは思いません。「この店だけじゃないんだ。あそこと同じ系列か」とクオリティ・ダウンを感じてしまう。
最悪の立地物件は大型商業施設
たぶん業界本を30冊読んでもこの本に書かれていたことを知ることはできないんじゃないんだろうか。
(読むけど)
今のところ、宣伝会議は大当たりの法則が成立している。