2010-02-08から1日間の記事一覧

青の時代 伊集院大介の薔薇

(2/9一部書き直し) ―その手に抱えている、真っ赤な薔薇の花束を、隠そうともせず、わるびれもしなかった。それが、あたしのためのバラだ、なんて、あたしは一瞬も思ったりしなかった。そんなふうに世間知らずでいるためには、あたしはもう46歳だったの…