2014-01-01から1年間の記事一覧

現代の処世 飽食時代の菜根譚(3)

現代の処世―飽食時代の菜根譚 (講談社ビジネス)作者: 山本七平出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る読んだ甲斐はありました。実は秋津くんは、今に見ておれとか思って、まあ、…

パウロとかヨセフスとか

小林秀雄の流儀 (新潮文庫)作者: 山本七平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/04メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (9件) を見る「小林秀雄の流儀」によれば、小林秀雄の本居宣長はパウロと関係しているらしい。finalventさんツイートか…

欺瞞

昨日、書いた 「厚みを持った人生は、谷の期間にどれだけ意志を曲げずに成し遂げたかのような気もするのだが、生活と絡まないかな。」の件は、なんか欺瞞のにおいがする。欺瞞とはfinalventさんのキーワードだったりするのだが、秋津君的にはあまり考察を深…

価値観のモノサシ

人生の価値を「友達」「趣味」「金」で測る人って、ずいぶん貧しい人生を送ってるよな、と思う。 / “はてブ1万以上してる人って現実の友達いないんだと思ってる” http://htn.to/rRvEQP https://twitter.com/fromdusktildawn/status/530984739247636480 うー…

原則を持つこと

現在、広く流通する価値観で判断する、それは当然のことのようで、日本人とユダヤ人を読んだらそうでもなかったような気もする、(忘れている、読みなおそう)戦争のとき徴兵拒否をしたのはものみの塔だけだったっけ?何事が起ころうともこれだけは譲れない原…

多の中の一である安心感

日々を生きるのに精いっぱいな人は何を希望にするのか。次の世代に期待する。すなわち、自分も過去の世代から期待されていたということであり、過去と未来をつなぐ点であることを自覚すること?ヒカルの碁 23 (ジャンプコミックス)作者: 小畑健,ほったゆみ出…

意志を持つこと

いまいち、finalventさんの言うところの、「意志を持つこと」の意味が分からなかったりしたんですが、何かをしようと、あるいは、すまいと心に誓う生き方は、流されていない、意志を持つと言えるし、そんな生き方の積み重ねは、意味を持つ?過去ログを漁って…

故郷を持つこと

私は転勤族だったもので、故郷と呼べるものがありません。母も同じく転勤族だったので、同じことを言っておりました。育った家が夢に出てくることはありませんが、一方で何故か祖父母の家は良く出てきて、愛着があります。でも、祖父母の隣の家は、家を売っ…

生活の場があること

アイデンティティは金持ちの道楽ではないか、と朝は結論付けた。強引だなと自分でも思わないでもない。漫画だと、「マギ」がこの辺の故郷喪失を描けるかどうか少し注目している。アリババ(だったか名前忘れた貴種漂流譚の人)はわりかしあっさり故郷を離れて…

編集するんですか

finalventさんが日記の編集を考えていると書いないとかで、オイラさん的には 良い政策がある。大衆は支持しない。であれば、独裁者がそれを遂行すればよいのである。以上の命題の誤りはなにか? 独裁者が無前提に悪? 指示しない大衆がバカ? 私は正解はよい…

一歩進む

大学生の時に、岩波の雑誌「科学」を読んでいたら、書評で、「この本は5つ印をつけたから凄い本だ」的な文章を見かけた。私、大学は第一志望を落ちて、ムカついたので、大学の図書館にあった勉強したかった分野の本を2.5棚全て読んだ。すると、大体似た様な…

少し嬉しい

今日、何気なくグーグルのページランクを調べたら、極東ブログやfinalventの日記と同じランクだった。向こうはあんまり更新していないけど、人気なんて移ろいゆくものに尊厳は預けないけど、と言いつつ鼻の穴が膨らんだ。いや、うちのサイト、毎日10人くらい…

挫折について(2)

フジポンさんも書かれていました。http://fujipon.hatenablog.com/entry/2014/11/05/171821 この話を読んでいて思うのは、「諦める」っていうのは、そんなに簡単なことじゃないというか、心底それがイヤになって止めたのでなければ、「こだわり」みたいなも…

何に金と時間を使うか

20代で知っておきたいお金のこと http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20110727/1311728069どなんでしょ?入社して落ち着いてから、結構バサバサ本に金を使ったけど、自己投資といえるか。舌に金を投資してみたかった感もあるが。というか、何を我慢しても旅行…

クリップ

finalvent なんだかんだ言っても、「パンがなければブリオッシュを食べればいいのよ」的な世界だからなあ。 ただ、こうした現代の文明性というのは、エネルギー革命の基盤の上にあるんで、そこが崩れると一気に崩壊し地獄が現れるだろうな。 金を吸い取る魅…

ベンチャー三界に家なし

というサイトを、というか、ツイッターもだけど、ウォッチしている。訳知りオジサン達の2極化論法は分析じゃなくてただの宗教 http://d.hatena.ne.jp/grand_bishop/20141031ああ、すいません、女の子の関係重視と、男の子の上昇志向と橋本治の時代から花咲く…

連休中に買った本

ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ作者: デヴィッド・ボーム,ピーター M センゲ,金井真弓出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2007/10/02メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 107回この商品を含むブログ (42件) を見るペトロニウスさんおすすめ…

なんか資本論が引っかかってきた

犬の散歩から帰ると、パソコンが隠されていました(汗)というわけで、昨日の前口上が長かったのは、またアホなこと考えているな(鬱)橋本治いわく、頭の悪い文学青年、みたいな〜とも思ったんだけど、まあ頭が悪くてしょうがないし、ぼちぼち考えるのは楽し…

凡庸さ

凡庸さについて考えている。私はどこにでもいる人間である。ん―最近finalventさんが凡庸さを書いた文章があった気がするのに思い出せない。愛という試練の本を紹介していた気がするのだが、過去ログの話かな。「タクシーに乗った男」という題の短編小説を読…

利便性が抜けた

昼の文章は、利便性を書くの忘れた。実家からアパートまで変える道すがら考えていたんだけど、長くなりそうなので、1カ月以内くらいでぼちぼち書こうか後、続けてネタにするのは心が痛むのだが、物語三昧とか。他にも 子供にとっての自己実現は、「欲望の充…

動機付けって頭のいい人が考える話題だよね

ケイクスで、https://cakes.mu/posts/7370?r=20141031m 西内 私は、行動を変えるためにどういう研究があるのかということを、ずっと勉強してきました。そのなかで思ったのは、これまでの学問というのは、行動を変えるメカニズムの一部に注目しがちだったとい…

ネットの可能性

一昨日は、好き勝手な生き方をして、世間的には価値のない物を追求したとして、それでも生きていくには、集団としてまとまったら、力になるのではないか、という結論に辿り着いて、んー何か引っかかる、と思って頭の中を検索すると、物語三昧のガッチャマン…

選択しないと人生に納得感はないのか(1)

「人は自由になるほど幸福度が下がる」 ”選択のパラドクス”が起きる4つの原因 http://logmi.jp/26437だそうである。 期待していたものと実際に買ったものを比較すると、期待していたものに比べて買ったものは満足度が低かったのです。人々の生活に選択肢を増…

主観的な生き方を全うするには相互扶助?

宮台真司と小室直樹の対談で、大勢の人が飢えていても、それが幸せな状態であることもあると言っていたような気がする。野獣系でいこう!! (朝日文庫)作者: 宮台真司出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2001/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 36回この商…

射程が違う

finalventの日記の過去ログを見ていたら、うさぎ殿と違う意見だな。 楽しかったかどうかは過ぎてみるとよくわからない。ただ苦しいだけとか言い得ぬ絶望の日々もあった。今はそうでもない。幸せかと言えば、幸せかなとも思う。苦痛が無いだけでも幸せだ。 ht…

やっぱ取りやめ

私、誰がどこからこのサイトに来たか、まめにチェックしている(チェックして飽きないだけの人しか来ない)んですが、そしたら、 山本七平の「無所属の時間」の感想に通じるログがあったわけです。感想に、「自分はなぜ仕事ができるようになりたいのか」と書…

うさぎとマツコの往復書簡

うさぎとマツコの往復書簡作者: 中村うさぎ,マツコ・デラックス出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/11/06メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 36回この商品を含むブログ (24件) を見る中村うさぎの極道くんシリーズは私の青春の書だ。極道くんで書か…

ある決意の話

finalventの日記の過去ログで拾いたいところがあって、長くなりそうなので、2回に分けて、1回めは自分語りで、2回めは他人の存在の軽重を自分の中でどうつけるか、ニーチェなのか、で。 突然ですが、私はさかなくん系統の性格をしています。擬音語好きだし…

自分で考えることと自己欺瞞

finalvnetさんのケイクス連載で考えたのでつらつらと自分語りを。 この世界には確固たる原理性も価値も存在していない、そう思わなければ、自我としての自分が生きていけない。このため、人々はそれぞれの幻想をこの世界に投げかけて戦っている。そういう思…

チューハイ飲みながらアニメって最高ですね

7つの大罪ナウである。集中できなかったりはするが、まったりぼそぼそ書く。リミットは40分!昨日の記事の続き、極限状態と思えば人を殺せることに対するリミッターは働かない。というか、自分の保身のため、憧れの彼女をひどい目に合わせた復讐、領海侵犯し…