挫折について(2)

フジポンさんも書かれていました。

http://fujipon.hatenablog.com/entry/2014/11/05/171821

 この話を読んでいて思うのは、「諦める」っていうのは、そんなに簡単なことじゃないというか、心底それがイヤになって止めたのでなければ、「こだわり」みたいなものを消すのは難しい、ということなのです。
 僕は「全く活躍しなかったプロ野球選手」が、それでも、野球の世界にしがみつこうとしているのって、なんだかとても往生際が悪いことなのではないかと思っていました。若い頃は、ね。


 僕もこの年齢になってみると、彼らには「それでも、自分が得意なのは野球なのだ」という思いと、「それでも、どこか野球の世界に自分の場所があるのではないか」という期待があるのだということが、わかってきました。

もちろん、わたしだけが挫折したんじゃないことは分かっています。

犬をつつきながら、母に愚痴った時も、母に(正確には黙っていただけじゃなく)「お母さんはどうなの?(失敗した人生じゃないの)?」と言われていたんです。

母も税理士になりたくて、昨年まで試験を受け続けていました。

でも、子どもがいて、旦那がいて、家もあって、先生をしていて、別にいージャン、と他人事なら思える。

自分だって、ちゃんと職があるし、職場で良く落ち込むけど人間関係が最低ではないし、彼女はいるし、何が不満かと言われるかもしれない。(いや、持病持ちだけど)

と、言うわけで、やっぱり業というしかないものはあるんだなと。

無理に割り切るんじゃなくて、傷と共に在れというのが秋津の生き方です。

サカタカツミさんの情報を見ていたら、行き詰ったら、目の前のことに集中することとあり、finalventさんは面倒くさいと思ったら丁寧にしてみること、とあり、

仕事が全然嫌じゃないし、ネットじゃなくていろいろと料理も覚えたいし、やるべきことはたくさんあります。

本を読むなと言われたわけじゃなし、がんばろっと。