正しい距離感

サトコとナダ 1 (星海社COMICS)

サトコとナダ 1 (星海社COMICS)

アメリカの大学でイスラム教の女の子とルームシャアする話で、某さんは褒めていたが、私にはあまり響かず。

うーん、私は海外滞在記物は見つけたら買う(が読んでいない)、でまあフツーで処理したが、何となく考えるものがないわけではない。

ペトロニウスさんのいうところの日常と非日常というか、私の言葉だと何が起こるかわからない未知であること。

この本は画風も相まって、ほのぼの風味っす。いや、もしかしたら、車で相乗りしてどこに連れて行かれるか分からなかった、とかはあるんすが基調的には。

だけど、日常の合間に恐怖がぽっかり空いている感じではない。

それは、ナダに対する信頼なんだろうけど。

サトコは、日本では友達がいなかった風味で、と、みんな同じでなくていいアメリカの空気かなとそれはそれでお題になりそうなんすが、

いや、私なら警戒心を解かないだろう線が見えるのである。

文化が違っても、少し違っても同じ人間かというか、ファーストコンタクトの緊張がないなーというか。

ナダに対して警戒がないのが嫌なんでなく、(これから解いていく様子が書かれるか?)、なんというか、知らない土地で今日の延長で明日がある感、明日何が起こるかわからない感がないのがそれこそセンスオフワンダーつーか。

ええ、私、転勤族っすが、東京行ったことないしなー

知らないところに行って、警戒するピリピリした感をどこまで持ったらいいのか?

事故ったらアウト、で、と、正しい距離感ってどんなことか気になったのでした。

海外、行ってみたかったな