絶対のルール

[多少書き直しました]

自分の正義を100%貫き通そうとする。と、相手は相手の言い分があったりして、第三者の視点ではやりすぎになる。

三者の視点、というものもありえない中立、だったりするのだろうが、正義と正義の争いはきりがないので、どこかで自分の意見は折れないくてはいけない。

足ることを知ること、ベストを求めないことと私は書いていたんだけど。

ひっくり返す力があったとしても、使わない節制、絶対の掟、ルールというやつは成立するのか。

と思っていたら、

で、主人公がヒロインを助けたいあまり力を欲して闇堕ちしかけてました。

闇落ちが絶対まずいものかというと、そうでもない気もするけど、とりあえず悪いこととして、絶対ルールがあったとしても、それに盲目的に従うのはどうよ?

ほらファンタジーで村の掟を絶対視する頑固村長ってよくいるやん。

で、ゴブリンに手を出さないのがルールって、成立条件崩れかけているのを発見するのが主人公だったりする。

絶対ルールがあったとして、人が言うからやらないというのと、人が言うからやるというのは裏表で、人が信じられなくなった時点で成立しない。

ぎりぎりまでルールの成立条件はなにか考えること、あるいはグレーゾーンまで踏み込んで、やばいと引き返してギリギリを体感すること。

グランドクロス、みたいな?

まあ引き返せないブラックまで進んじゃったらそこまでよ、というか、世界が滅んだらまずいので、そんな秘密はおおっぴらには出来ないけれど。

オーフェンがマレビトに汚い役をやらせるように、村の中でルールを破るという概念を植え付けるのは危険か。

で、新オーフェンをまとめ買いして、自分は大怪我をしたけど秘術を使わない人も出てくる。

飛ばし読みだったので、もちっと何回か読んでみたい(というか秋田やっぱ好きだな。全作品集めてみたいレベルかも)

段々話がずれてきているが、絶対のルールがあったとして、なぜそれに従うのか。

生き様として譲れないものは、破ったらどうなるのか、恐ろしいことが起こるからか。

結構、私的にはサイレントマジョリティとして炎上した人なんかのところにメールとかコメントとか書いたりしていて、無名の人の好意ってやつをそれなりに実行していたりはする。一度こっきりだけど

最後に踏みとどまる人が居なくちゃ、可哀想でしょ、みたいな役割は損を承知で多少踏み込むけど、優先順位的には家族が一番である。

世界の破滅なんて関係ない世界にいるけど、自分の持ち場で頑張っていきたいと思うし、私に出来る範囲ではいろいろと動きたい。

とすると、役割として、節制を知るということはあるんだろうか。カシュー陛下?

自分の国民を第一に考えて、相手を搾取するのか、WINWINでないと続かない気もするけど、危険な芽は早めに摘むのか。

職業としての政治 (岩波文庫)

職業としての政治 (岩波文庫)

倫理を超越する政治家は例外で(読んでいない)一般人はベストを求めないことを教育したほうが村としては存続できるのか否か。

ああ、そういう意味で現状の在り方を考えようとする佐藤優の言う意味での知識人は、あくまで既存のルールから外れてしまうのね。

あ、いや本当は、絶対のルールがあったとして破る可能性もあるんだけど、あえて自分は踏みとどまっている選んだ感がないと、盲目的にダメと思い込んで苦しい人生も嫌だな、と思ったんだけど、

私は大学院を休学して中退して、それまでの自分だとどうしようもなく思っていただろう状況だけど生きていて、自分が絶対だと思っていたルールが絶対でなかったとわかる時って怖いよねーみたいなーどうなんしょ?