読みたい橋本治の本

私は橋本治ファンである。何かの折に橋本治はこう言っていたなと浮かぶ。

山本七平も好きではあるが、実は暗記するほど読み込んでいないので正確にはファンではない。

宮台真司橋本治と同じく、大学時代は熱心に読んでいたけど、最近のナンパ指南なんてどーでもいいですから先生仕事してよ。というか、そんなこんなで追いかけるのはやめている。

橋本治ももう5年ほど読んでいない。

5年で自分も成長しただろうし、読み返したら、また分かるようになっているんだろうな、という思いが半分と、もう卒業したんだろうな、という思いが半分である。

橋本が新刊出していたのは知っていた。

負けない力

負けない力

本屋に並んだのを見て、本屋応援を兼ねて買わねばと思ったが2回ほど買いそこねた。

縁がなかったか、と切る感じで進んでいたのだが、なんか、この感想、http://d.hatena.ne.jp/jmiyaza/20150729/1438179890治やんの論理の作り方にはやっぱり私は敵わないのだろうか的燐片がかいま見えた。

考える事に関しては、

いま私たちが考えるべきこと

いま私たちが考えるべきこと

なんかも読んでいたし、その論点は飲み込んだつもりだったが、まーた変な方向から掘り下げたのか、治やん。

なぜ考えるのか、うるせー、自分で原因と結果の関係を掴み出したいんだよ、世界の片隅で独り言つぶやくぐらい見逃せよ、であり

(最近、finalventさん粘着されているのか?別に異見なら異見でその意見を変えさせることが出来るのか、2,3説得しようとして出来なければ、それでしゃーないやん。他人の意見を変えさせる権力性をどう考えているのだろう。僕ならこのクラスタで私はおよびでないのねすいません、で終わり?)

でもそう言う割に、仕事、今までの流れとこれから世界がどういう方向性で行くのかマッピングできていなかったよな、であるが、

マッピングしてどういう利点があるのか。一見、利点が見えない部分、道理でない部分が愚かな私の自由というものだよ、ワトソンくん←?

うーん、考えることに関しては同調圧力がやっぱりモノを言うか。

私が嫌いなことをあなたが追求して、それを認めないと、あなたが嫌いな私の考えも保証されない。

リアルで私は異見を殆ど全く言わないので、別に軋轢は感じないのだが、ネットで伝え聞く端々からは、てな感じではある。

異見を考える自由は、異見を言うことで潰されない保証を必要とするが、お互いがお互いを罵り合う。

説得できない相手をどう見るのか。自分の正義を疑わないのは怖い。集団として不利益があると考えたとして、守るべき必要な形式はあるんだろうと思うけど。

自分がウダウダ言う自由と相手がウダウダ言う自由は等価で、でも、というところが私の思考の限界で治やんはどう料理したか、本屋に注文入れよっと。


(追記)
言論の自由って、自分の認めることを言うことを相手に許すことじゃなくて、自分の認められないことを許すことだからね。

お国の利益とならないので、封殺って、皆に認められた政治家が言うのなら、まあ仕方がないけど(それもまずかろうだけどヘイトとか)、一般人がそれを強制するなよなーである。

政治家にしても次に落とす努力はしてもいいけど、自分のほうが間違っている可能性だってあるし、相手の全否定は危険じゃね。

説得する(批判する)言論はいいとしても、全否定というか全人格否定に回ると、オメーのほうが危険だよ、と思うんすけどね。まあ若いとしゃーないかもだけど。っていうか、封殺系の人、いじめられた経験ないんすかね。