青果物小売価格の54.3%が流通経費

農業および園芸9月号より

農水省は7月3日、2011年度の青果物の小売価格に占める流通経費などの割合をまとめた。

調査対象とした16品目の平均値は、小売価格の45.7%が生産者受取価格、54.3%が流通経費となり、受取価格は前年度から0.2ポイント上昇した。(略)

小売価格に占める生産者の受取割合は年々高まっており、11年度は2008年度から2.7ポイント上がった。

この数字から言うと、某直売所の手数料が上がったとはいえ、5割にはまったく届いていないな。

とかいろいろ考えてしまった。でも高いっちゃー高いか。

青果物は市場に出されるわけだが、最近は市場で値をつけるのより相対取引のほうのほうが勢いがあるといいうのが4、5年前で、現在その流れが加速した話も聞く。

具体的な数字は忘れたけど、というか、公表はできるかどうか微妙な線だと判断してとあやふやなことも言えないんだけど。

高知県は丸高といって、過去には県の職員が市場に居座り、園芸連を手伝っていた(のか?詳細は不明)とか、高知県の園芸の歴史は特に先輩から教えられるわけでなし、よく分からなかったりもする。

高知新聞社から出た平成8年ごろ書かれた本を貸してもらったのだが、誰か情報をアップツーデートして書き直してくれたら良いのにな。

というか、現場で発病条件とか、灌水量とかに詳しくなっても、年に一度市場の人を呼んで意見を聞くぐらいで、売る方は手に余る。

できる人は農協を動かして販路開拓しているみたいで、やっぱり高く売るには売り先の確保が、お客の意見が大事っぽいのだが、具体的にどうすればいいのかかなり本気で伝授してもらいたい。

というか、事務所の数が最盛期の3割以下(だったと思う)で、担当が広がり過ぎて、目の前の緊急事態をさばくのが精いっぱいで、それだけでも毎日12時間前後働いて(さすがに要領悪すぎの部類の類だけど、若い子の3分の1前後はそんな感じも受ける。真面目な子が多いので。てかまた休職とか、仕事が合わなくて異動とか出た。ちなみに残業代は出ない)今後に向けた仕込とか全くできなかった。

農家さんちを月に一度訪ねるのも頻度が多い部類になっていたりもして

と、現場に戻るのが怖い病なのであった。

今の場所は部でたぶん1,2を争って仕事量が少なくて(忙しい時は忙しいけど、山谷が激しいのである。ま、昨年は仕事場に出ない日が年に25日もなかったですけど。ワタミで農場ってサラリーマン気分で植物育てることはできないんだが大丈夫な仕組みを作っているのか気になる)メンヘルの療養場所だったりもするのであった。

それで、少し嬉しかったことを書くのだが、雨よけミニトマト、8月までの収量が某所での1作(11月いっぱいまで)の平均収量を超えているので、いつ打ち切っても悔いなしでホッとした。

(追記)

レストランだと原価3割、だと考えると、

やっぱり6次産業の方向に舵を切りたいわな、と少し納得した