あなたがデキる人か否かを決めるのは、人事部です。
- 作者: 三冨圭
- 出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス
- 発売日: 2012/01/20
- メディア: 単行本
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自分が信じたことが根底から覆され、考えたこともなかった意見(説得力がある)が注入される。
この感覚は、ネットを始めたばかりのころというか、大学生になって読む本の幅を広げた頃の感覚だ。
経験があるから流されはしないし警戒するが、でも、ここに書かれてあることは踏まないようにしようと思う←結局騙される
もし、現時点で評価されていない社員がうっかりお給料に文句なんかつけたら、待ってましたとばかりに出て行けって言われちゃうわ。
「なるほど、外部のオポチュニティ-に目を向けるのも一つのオプションかもしれませんね」なんてね。
良い仕事をし続ければ、必ず評価はついてきますよ。と言うのはおためごかし。
実は、確実に出世するための法則が二つあるの。
まず一つの法則はね、出世は二つの条件が重なったときに起こるということ。
条件1 あなたを出世させることのできる人間が存在する。
条件2 あなたを出世させることによって、その人間に都合のいいことが起きる。(略)
つまり、「あるポジションをこなせる」という能力と、「そのポジションをゲットする能力は全然違うのよね。
上司と価値観があって、しかも上司が、上り調子になっているとき、10年に一度ぐらいは誰にでもそういうチャンスがやってくる。
そういう時、その上司と一緒にどこまで上がっていけるかがカギ。
こんなのもある。
「とりあえず」は使わないで、「取り急ぎ」と言う。
「面倒くさい」と心の中で思っても口には出さず「工程を省くために」と言う。
「失敗した」なんて絶対に認めないで「課題が明らかになった」と言う。
「交渉の着地点を目指す」と言わずに「交渉結果の到達点を目指す」と言う、まああのたぐいね。
でも皮肉なもので、人気企業だといくらでも人が入ってくるから、今いる社員は大切にされない。
一つだけかなりの確実性で言えるのは三星重工から日本アララリアにはこれからも先も転社のチャンスがあるけど、その逆はまず無理ね。(略)
日本アララリアなんか、フランスS.A.の経済植民地だからね。
プロジェクトリーダーはしょせんコマなのよね。実働部隊。で、プロジェクトの予算と人事を握っているのは、プロジェクオーナーの方。
「お聞きしたいのですが、今の仕事をしていて一番得意だ、これなら周りに負けていない、ということは何かありますか?」
このとき言ってはいけないのは、「挨拶です」「人との円滑なコミュニケーションです」「頑張る気持ちです」などね。
実はこの3つは、典型的なローパフォーマーの代表的な解答なの。(略)
ただ、それまでの実績がない人ほど、自信がない人ほど具体性に欠ける頑張りや努力、人に好かれているなんてことを売りにしてしまう。
本当にメンタルでダメになる社員の共通点は、実は決まっているの。
10個の仕事を全部自分で抱え込んじゃって、どの仕事も80%、時には90%まで完成させているけど、完成している仕事は一つもない。そんな社員。
その他、まともな会社の見分け方、首になる崖っぷちになった時のひっかけ方など。
ビジネス本ではオールタイムベスト級かも←褒めすぎか
評価されるにはまず相手のことをよく知ること。
ちなみに人事部の言うことを真に受けすぎて滑る事態は書き抜きしていない。
自分の足りないところを指摘されるのに、今までない視点で勉強になった。