ハーバードの「世界を動かす授業」
この本が現代史の本として優れているわけではないと思うが、自分は現代史の本を読むのは実は初めてのような気がして、これから現代史を追っかけてみようと思わされたので高評価です。
温暖化を疑いなく受け取っているレベルだし、知っている人から見れば荒い議論をしているのではないかと思いますが。
EUではGDPの44〜50%を政府の税金や政府支出が占めている。
日本では28%ぐらいだし、勧告なら28%、勧告なら27%、メキシコは15%、そして米国は29%とEUよりずっと低い。
実は日本は経済に締める輸出入の割り合いが決して多くならなかったという点である。
日本のGDPに占める輸出の割合は71年、2004年ともに11%で貿易がGDPの35%を占める中国や、欧州諸国は60%に達する。
へぇ。
レーガノミックス及び政治面での最大の問題は、彼が多くの社会プログラムを切り捨て、多くの貧しい人々を見捨てたことである。
減税がよろしくなかったんだと。アメリカの中産階級没落の要因を発見したかと思って興奮した。
簡単に言えば、先進国より成長率は高いものの、中国やインドほどの成長はできずにいる。
また、中国やインドよりも所得は高いが、先進国ほどの高付加価値で競争できるスキルは持っていない。
(中略)
これらの国々はすべて、ローコスト商品で中国と、そしてローコストサービスでインドと競合して苦労し、一方の高付加価値商品では競争すらできない。
メキシコや南アフリカ共和国、ブラジルも潜在力はあるが現在は?みたいな問題点の指摘は初めて見た。
とゆーわけでインドの現在の首相の名前とかバンバン出てきて楽しかった。