卸売業の経営戦略課題
- 作者: 尾田寛仁
- 出版社/メーカー: 三恵社
- 発売日: 2016/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
WTPは顧客が支払いたいと思う価値のことで
WTP(willingness to pay)は、主として、イノベーション(創造)にかかわる領域です。(略)
コストは、主として、オペレーション(執行)にかかわる領域です。オペレーションは、論理的に正解を追及できる業務です。(略)
イノベーションとオペレーションは、組織運営の考え方が異なります。イノベーションでは「熱意・想い」と言った人間性に基づく原理で運営されます。
オペレーションでは、「論理・分析」に基づいたきめ細かな手法で運営されます。
卸売業は、商流(販促提案機能等)、物流、情流、金流の4大機能がある。
で、この本の例なんだけど、卸抜きした方がコストがかかったりもするっぽく。
物流機能とか、金の流れとか一括でできない手間とか、卸を通したほうが安なったりもする。
日用品卸売業は上位2社で卸売業上位49社の63%を占めるのに、営業利益率は1.7%、0.4%、3社目は△0.3%、
「卸の持つ機能に対し、卸売各社はメーカーが選択肢のあるインセンティブを支払う」計画には、多くの会社が賛同しています。
メーカーはそれに対して計画がない方がやや多いようです
卸売業、受難の時代。戦略とイノベーションの図があり、収益性とリスクの大小が隣り合って書かれているのだが、小の隣は小、代の隣は大、少なく賭けて大きく儲ける道が見つからない暗中模索の業界のようでした。