新しい視点ってどうしたら持てるの?
東京出張に行ってきたぜい。
稀覯本フェアをしている、たまたま。
既に神保町で3万使った。これ以上は無理というか、目録をただでもらったら、数十万数百万の世界で、ちょっと秋津とは関係ない。
しかし、実際に行ってみないと分からないこともあるだろうと、ホテルに行ってみた。
クロークで荷物は預けませうってーのと、こういうところはスーツで行くのね、やっぱり若い人はいないのねーということが分かった。
とか、上野の科学博物館へ行って、意外とパンダのはく製とか渋谷のハチ公とか小さいな、とか、見聞を広げてきた。
父から借りた万歩計付き時計では3日で30キロぐらい歩いたみたいで、それなりに満足してJALに乗ったら、
「知識が増えるのではなく、新しい視点を手に入れる旅行」(正しくない覚え方)と来て、新しい視点を手に入れるってどういう時に発動し易いのだろう。
私はちきりんさんの旅行本に感銘を受けなかった。
基本的に旅行へ行くと疲れるし、あんまり興味ない。
ただ、新しい視点を手に入れることには執着があると思うし、本に金を惜しむことはしない。
本って微妙だな。著者の思考は自分と違う。
あまりに自分と違って反発することもあるし、あまりに自分よりレベルが違っても有難みが分からない。
- 作者: 橋本治
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
知識がないと新しいかどうかわからず、視点も得られないことが多い。
人の言語を追うと、分かったつもりになれることが多い気もするけど、結局、自分の器以上の思考を評価することができない。
旅行に行って、新しい知識が手に入って、=新しい視点が手に入るのか、と言われると、結局自分の身の丈の、自分の思考でしかない。
私は本を読むメリットの方が大きいような気がする。
そもそも新しい視点とは何か、今までの情報の新しい区分け方法と私は考えて、新しい「区分け」、考えることは、
自分以外の人の思考を追うことは、他人の方が自分の思考の型と違うので、自分とは違う新しい視点が手に入りやすい。
「違う」ことは自分の持ちネタではないので、例を示された方が分かりやすそうに思うのである。
「新しい」ことを考えるのは0から作り出す思いつきは、そんじょそこらの人ではできることではない。
思いついたらいいだけじゃなくて、再現性があるとか正しそうに思えるハードルは高いっす。
と書いて、現地人の人と話したら、自分と違う思考回路と触れ合うことで、しかも現地ではそれで上手くいっているということは正当性がある。
再現性のある違うことに対する幅が広がるのかな―旅行かー
本を読んでも、日本語を使う人ということで、たぶん自分と同じ前提が多く含まれるってことで、納得しやすい反面、全くの新規とは言えにくいんだろう。
英語の勉強、先週1時間しただけだよ。
多分日本語で本を読むことは、新規な意見でも受け入れやすい程度の差異の人を探しやすいってことかな。
と、神保町で資本論5冊セット1500円を買ったのだが、どっちかというと、佐藤優を思い出しつつセドラー的な興味からだったのである。
荷物で18時ごろ到着すると思うのだが、改造文庫だったら当たりだと思うんだが、違った気も大いにして、少しドキドキしている。
1500円で胸のときめきが買えるんだったら安いものだと思うというか、
ペトロニウスさんのラジオを聞いていて、そうか、アフリカで明治維新を再現しようと思ったら官僚(白人)を追い出したらしっちゃかめっちゃか、か、とか、言語の統一で大きかったのか。
私が中二の時、教員の友人の中国人が授業で話したとき、興味あったのは、言語がばらばらで何で国で統一されているのかということだったのだが(当時はそこまでうまく言えなかったけど)、言語ってやっぱり大事だったのか、みたく、
ラジオする時間帯、いつもはアパートに帰る時間でなかなか聞けないんだけど、聞いたらめっさ発見があっておもろいってことでした。
(追記)
資本論解説、向坂逸郎編、編者の名前に覚えがあったんだけど、とアマゾンで6千円〜1万2千円、セドラーとしては成功かっツーか、しかし、自分あんまり興味ないんだけど、
というか、佐藤優の本で触れられている新潮社のマルクスエンゲルス選集14巻と同じ内容かどうか、高知大学の図書館に置いてあるようなので、調べてみるかってーか違う気配がするよーな