共通言語

果菜類(ピーマン、トマト、ナスetc)なんかで、樹が大きくなるのが栄養成長、実が大きくなるのが生殖成長です。

菜っ葉なんかはいかに栄養成長させるかで生殖成長が始まったら商品価値がなくなるのが多いんですが、

果菜類は栄養成長と生殖成長は同時です。

でも2つのバランスでどっちかに傾いていることが多いです。

で、樹が立派なのは、収入源になる実が少なることになるので、よろしくない。

一方で実ばかりなっていても、一個当たりの実のほうに回せるエネルギーが少なくなって、
規格外ばっかりになるし、木が弱過ぎるようになって、そのうち新しい実がならなくなって結局収量が減る。

オランダで炭酸ガスを施用とか、併せて水量とか肥料量増やして、とか超一流だと

樹が立派でも、実がジャンジャン取れるみたいな事例はあるようですが、

日本では、樹が立派だと実が取れない、実が取れると樹が貧相、という事例になります。

(もちろん栽培に失敗して、樹も貧相で実も取れない事例は普通にある)

というわけで、樹が立派になり過ぎると勢いを弱める方法をとります。

実がつきすぎていると思うと樹を立派にする方法をとります。

ほどほど、中庸を目指します。

今の樹の状態がどっちになっているのか、篤農家は勘でいけるんですけど、

最近、それを共通言語にできないか花のついている茎の太さとかいろいろ調査しています。

(日東紡とか誠和とかが背後にいます)

オランダでどうしてあんなに収量が増えたのか、農家がグループを作って、

ここの数値で俺のところとお前のところは違うので、ではお前のところに合わせてみようとかって、

比較が簡単になって試行錯誤が簡単に確実になったことが大きい。

それで、毎年毎年、確実によく採れることの方針は変わってきているらしいです。

最新の情報を手に入れるにはやっぱり英語かー