香料の科学

においを機械で検出しようとすると

大きいピークが検出されているにもかかわらず、においが検知されていない箇所がある一方で⑥,⑦のようにまったくピークが検出されていなくても強いいにおいが感じられる箇所が存在している。

におい成分はそれぞれにおいの強さ(閾値)が異なるため、含まれる量で重要度を判断することはできない。

天然香料、合成香料およびそれらを調合して創られる香料の大部分が油溶性で、清涼飲料水などの水系食品にそのままの状態で使用すると油浮きしていしまうため、水溶性の製剤にする必要がある。

具体的には、香料を、他のオイルと混合した油層部を乳化剤が配合された水層部に、乳化剤のせん断力を使って分断させて乳化物(水中油型エマルジョン)とする。

スポーツドリンクなどの清涼飲料水への着香には、かんきつ類の精油を主体とした油溶性のフレーバーが用いられることが多いが、その比重は0.85前後と軽い。

この油溶性フレーバーをそのまま乳化香料に加工し飲料に賦香すると、長期的に保存した場合に、容器口周辺にスジ状の跡(リング)を形成することがある。

大学では化学屋さんの卵であったのだが、全然この辺のこと知らなかったよー

というか、この本は次世代の研究者の基本書として書かれたものだそうで、ほら、ちょっと詳しめなんだよね(涙)ということにしておいてください。

化学的なことだけじゃなくて、

女性用香水の香りはシトラス、フローラル、オリエンタル、シプレの4つのタイプに大別される。

男性用香水の香りはシトラス、フローラル、フゼア、ウッディ、オリエンタル、シプレの6つのタイプに大別される。

こういう雑談ぽいこともまとめられていて、シプレはプリキュアのあれか、じゃなくて、

こういうことをさらっと言える大人に成りたい、と思わなくもなかったが、

5mLぐらいで香水が売っていたら、香道を極めたろーかになるんだろうけどね、

今更、キャラの作り変えにもならへんし、間抜けキャラでいきます。

香料の科学 (KS化学専門書)

香料の科学 (KS化学専門書)