1年で耕作放棄地を再生させる方法
昨年11月に山梨県へ第2回山梨発有機の郷交流大会に行ってきた。
そこで無農薬リンゴの木村さんの話などを聞いてきた。
木村さん、話の流れが只者ではなく頭が良かった。
で、ドイツに行ったとき、有機で何十年も作っている土地のじゃがいもの育ちが悪いのは、
有機が悪いんじゃないくて、土壌に耕盤層があるせいだと喝破したとか。
どうしたら、耕盤層(根っこが通らない硬い層)があると分かるかというと、
土を掘って10センチごとに温度計を置いて、温度差が8度とか大きくなったら。
雑草生やしたら、果樹園の気温が下がったって、木村さんは上手くいったかもしれないが害虫の心配とか近所との付き合いもあるし、ナギナタガヤ植えたほうが、とか思った点もあったが、耕盤層の話は勉強になった。
で、耕盤層を破壊するにはどうしたらいいのか。
うちの管内だと、建設会社が、とかあるんだけど、西村和雄氏が書いてくれていて、
クロタラリアやセスバニアを植えるといいそうである。
(それぐらい知っとけよーと先輩に突っこまれた)
で、西村氏は耕作放棄地を1年で再生させたそうである。
方法は、(未熟堆肥も含めて)堆肥を10t/10aぶちこんで、夏場にそれらの植物を植えること、だったそうである。
そういえば茨城でも10t/10aぶち込むといいという話は聞いた。
大量過ぎて窒素飢餓(土壌の養分を微生物が利用して、植物が育たなくなること)起こるんじゃね、と、
誰にでもおすすめできるものではないが、ネットの海に放流するのだ。