さかのぼり日本史

日本って、こんなに凄かったのかーと言えば、最近の流行に乗っているのだろうか。

でも、目から鱗であった。

日本外交なんて、親米・反米以外の論点を知らなかった。

でも、大東亜共栄圏とかぶりそうになりながら新宮澤構想、福田ドクトリン、第三極を打ち立てようとして(失敗した)歴史もあったのか。

(新宮澤構想は「日本はお金を出してくれれば黙っていてください」的だったとかだけど)

なんつーの、日本が主体的に動くってことがそんなことを考えて実行しようとした人もいたのか的大発見であった。


2巻も、戦前、三国同盟成立後も日米諒解案が成立を目指されるなど、日米開戦を止めようとする勢力もあったとか、南京を陥落させる前に中国と和平を結ぼうとする勢力もあったとか、田中義一首相が昭和天皇に宛てて世界征服を意図したとされる偽書が実は未だに信じられている(?)とか、

こんな日本の節目を変えた大事なことをなぜ知らなかったのか的大ショックを受けた。

このシリーズは全巻読んだほうがよさそうである。