英国の農業環境政策と生物多様性/CAPって分かります?

英国の農業環境政策と生物多様性

英国の農業環境政策と生物多様性

ヨーロッパの直接支払制度はEUの共通農業政策(CAP)を調べたらいいのではないかということは掴んだのだが、そこから先は糸がきれた。

土壌中の微生物を数える方法が確立していないように、環境評価も未だ確立されてないような気がするんだよなーと思って手に取った本だったが、思わずCAPに触れられていて収穫であった。


EUの生物多様性にかかわる施策の起点は1979年である。

1992年に公布された生息地指令の下に設定されたのが自然保護地域ネットワーク(Natere 2000)である。

2011年、Natre 2000の陸上部分の総面積は75万㎞2に及び、EUの国土面積の17.5%を占める。

生物多様性の指標は特定の生物種の密度と分布や許容水準を超える窒素堆積等26の指標がある。


CAPの第一の柱は、「市場介入(関税、輸出補助金、購入による市場介入、生産枠の設定など)と農業者への生産量から切り離された単一支払いによる直接所得助成」

第二の柱は「構造政策と呼ばれる農業経営の競争力、環境と生活の質の向上を支援するための一連の施策」

第1の柱と第2の柱の予算比率は、約2:1となる。

単一支払いは、CAP予算の68%を占める主要政策である。

単一支払いは、EUの穀物経営の所得の45%、酪農農家の所得の30%を占める。

CAPが生物多様性に一層貢献するためには農業の集約化を招いてきた施策をベースにする第一の柱から農村振興政策である第二の柱への財源の移管などがポイントである。


で、具体的に英国では、と続くのだが、それより英国の農家で500haの経営っツーのにビビった。

日本は5haが田んぼでちらちらある程度だよ。

高知県で畑のその規模ってあるのだろうか。

集約したところで、規模のメリットで敵うわけない。

(し、日本の農地を集約したところで、飛び地で移動時間がかかるし燃料費とかであまりメリットにもならない)