明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか
- 作者: 大島幹雄
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: 単行本
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このような本があるなんて、まだまだ出版業界も捨てたものじゃない。
30年近く前、ロシアで見せられた写真、20世紀初めの日本人サーカス団員の出自を探し続けた話である。
漫画「仁―JIN」でもサーカス団員の話が出ているなんて知らなかったし、
当然幕末に旅券を貰って海外公演に出て行ったサーカス団員がたくさんいたなんて想像の埒外である。
ロシアで評判になったヤマダサーカスとは?
ロシアで評判になるも日露戦争で命からがら日本に帰ってきたり、ロシア革命に出会い、運命が変わる。
(詳しく描くとネタバレになるのであらすじ略)
少し本の話から外れるが、ライフワークだな、と思う。
おれっちが病気した時、休学するかどうか、医者は今更変わらないでしょ、と言った。
20も過ぎると人生の方向性はできるし世に出る奴は萌芽ある。俺にはなかった。
才能みたいなもんを放り投げて、「普通に」生きるっていうのもありだと思う。
「普通に」ってなんだよというなら、自分に繋がる千人くらいの凡人のご先祖様のように、無名に、ほとんど無意味に、ただ自分というものの生物的な存在理由に。
BYfinalvent
世に出ないと分かっていても、ブログを書き続けたいし、ライフワークも完成させてみたい。
結婚したとして、子供2人に家を持つとなれば、こずかい1万円、本に回せる金もなくなるし、自分の時間も無くなる。
子どもいらねーかも。プチこっこ(高知県特産の家の中で飼える鶏。賢いらしい)を友として。
相手は子供の有無にこだわるつもりはないらしい。
最近一日2冊程度本を読む幸せに浸っているのだが、この幸せがなくなることに耐えられるのか、自信がないのであった。
俺の子なら蛙だし、世間の役に立つということもないだろう。
どうせ就職もできないのに胃をキリキリさせるぐらいなら、とまだ結婚もしていないのに憂鬱になっているのであった。
結婚する前によく話し合っておくべき事柄だしな。
ベントさんの言うことも、子供が可愛いかもわかるつもりではあるんだが、日本って今のところ超人でないと両立できない仕組みだし、自分はどっちを採るか、どっちを採っても後悔はあるだろう。