大人になるとは
言っていることが伝わらない、というのは辛いだろうと思う。
おれっちは、多少しゃべる方は苦手で、考えながらしゃべることはできない。
だから、友達としゃべるのは条件反射で、友達が言ったことを更にお互いに意見の継ぎ足し、みたいなやつはしたことがない。
強いて言うなら大学の教授がしゃべった後、おれっちが考える時間を待っていてくれたので、落ち着いて話すことができた、ぐらいである。
だけど、心の中は結構充実していて、これは多分、子供時代に親の愛情を与えられたからだと思っている。
これまでさんざ、大学受験の模試で得意科目全国2ケタとは書いたが、中学時代はクラスで下から二番目だった。
それでも親に成績何とかしろとは言われなかったことに代表されるように、信頼されていたのである。
だけど、山本弘に反発するように、正しい意見に反発するのは、自分が正しい側にいられない、抑圧される側に立つ無意識はあって、他人には自分に無関心を貫いてくれるように願っている。
自分の心の核がどうも空っぽだなあ、これでどうやって生きていったらいいんだろうと思って生きてきたが、まあ、生きられるもの。BYfinalvent
これが「考える生き方」の隠れ主題だとしたら、私は読み切れていないよなー
おれっち幸せな側についているんだろう。
「昭和東京ものがたり」で山本七平は息子に戦争の悪夢を乗り越えたことができたのは、子供時代の黄金色に輝く記憶であっただろうと語られている。
おれっち、幸せな子供時代があって、これからバンバン辛いことがあるんだろうか。
それをあえて引き受ける、覚悟はないよなー
回り回って温かな気持ちが伝わるといいな、と無邪気に思うけど
押し付けがましくなく、むぅ
ところで神谷美恵子の心の在り方に興味が出て、少しづつ読んでいきたい。
本当にファイナルベントさんの言うような人なのか検算したい。