思想のために死ねるか
「思想は生きるための方便です」という銀英伝の登場人物の言葉がずっと頭の中に残っている。
一昨日は彼女とおうちデートで、いちゃいちゃしながらリンカーンを見ていた。
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奴隷制を廃止するために、南軍と和平交渉ができなかった。
奴隷制廃止を諦めたら、死なずに済んだ人も多いだろうに。
私は常に多数派にいるので、死を恐れない、死ぬより辛い状況が想像できない。
ユダヤ人ゲットーの中でそれでも生きる希望はあったのか?
生き残ってこその人生だ。
(と言いつつ津波のときは死なないといけないかも。同調圧力かな。その時にならないとよく分からないことではありますが)
リンカーンの息子は戦争に参加しなかったら一生自分を恥に思うと言って、従軍した。
いや、いちゃいちゃする状況を守るためなら、戦いもやむを得ないと思うかもだけど、大きな物語のために死ねるのか。
というわけで、為政者はいかに他人事を自分事のように思わせるかに頭を絞っているのかなー
少数者の権利はどうやって守られるべきか、と、関係ない大多数をどうやって巻き込むべきか。
今時、自分に満足しているのに、何を不満に思わせるのか?
リンカーンが奴隷制廃止のためにあの手この手を使うのだが、わが国の総理大臣は自衛権を認めさせるためにあれこれしているのかなー
少しばっかしこれから日本がどうなるのか不安になったのであった。
戦争で死ぬのは貧乏人でございまするが、なんて堤未果効果だったりするけど。
かといって根拠なく9条の会も嫌だしなー
ちなみに、奴隷制度ができて400年(だったかな)、解放されたらどうなるのかわからない、という言葉にはセンスオブワンダーだった。
今も偏見がまかり通るけど、実際の話、全然ただの偏見だったということはあるのかもしれないな。
低学歴って、若者の生活保護の補足率は低いと聞いたのだが、オタクが恐れるヤンキーの実態もあんまりひどくないような気もしないでもないような、気のせいかもだけど。