新聞の利点
- 作者: 岩瀬大輔
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読み直して、やっぱり「新聞は、ネットのように自分が意識して得る情報とは違う、予想外の情報が手に入るので良い」というのが気になる。
新聞を読まない子が身近にいるのでよく分かるのだが、新聞を読んでいるといないとで、常識が異なって話ができない。
しかし、ペトロニウスさんがシェールガスを例に、日本のマスメディアの常識は世界の非常識と書いていて、日本の新聞を読む層と世界の層は異なり、話ができないんだろうな。
兄貴から子供を小学校から私立に入れるべきか相談される。
ちょっと先走り過ぎじゃないかと思いつつ(脚色入っているので、兄貴は突っ込まないように)、
あまりに隔離されて育つと、下の階層の子の考えが分からなくなり、大人になってそういう子と付き合わなくならなくなると、結局行き詰る可能性がある。
うちの家系はそれほど、ハイソサエティな人とだけ付き合って全て済むような階級じゃないし、止めておいた方が無難じゃね、みたいな。
ある集団で出回る情報が、どれぐらい全体に関係するのか。
変化の芽はどこから出てくるのか、自分の属するところが最先端とも限らない。
自分の世界で閉じていたら変化に乗り遅れるかもしれない。
会社で企画書を書くのにいいアイデアをないか探すのに、新聞は変化をかぎ取るのが得意なのか?
いや、新聞の情報は最先端から遅れているとも聞くが、自分と関係ない分野のトッピクスに触れるのに、信頼されるのであろうか。
(おいらはテレビを見ないのでよく分からない)
ネットでは専門家はいるのかもしれないが、キュレーター(適当に使った)というほど直接現場の情報を数多く持っているのはやっぱり金もコネもあるマスメディアが強いのかな。
海外の新聞に興味あると、ファイナルベントさんが見出しだけでもUPしてくれると、へぇと思う。
これに見出しの他に今までの経緯が書かれると、日本の景色がまた少し変わる気もするのだが、そういうブログあるかしらん?
ちなみに岩瀬さんはちゃんと英字新聞を読んでいるそうです。
わたしも8月から英語を勉強しようか思案中であるのだが。
別にどうでもいいけど、農協の人と飲んだら、始めの挨拶でTPPに触れていた。
コメが安くなってコメから野菜栽培に流れると、野菜が供給過剰になって値崩れするのが、園芸王国の恐れるところです。
オランダの人を呼ぶに、日本の農産物の値段は高いと言っていたが(向こうは大規模農家に集約した)、TPP加入すると本当に景色が変わりそうな雰囲気であった。
大規模化するとコストがかからないというが、日本の農地を集約したところでオーストラリアなんか100倍(?)の規模で作っているので、勝負にならないという話や、ヨーロッパの農業は8割(?)補助金で回っていて、日本なんて2割(?)以下の補助金しか入れていないんだぜ的話を読んだりしたのだが、本当のところはどうなるんじゃろ?
補助金の使われ方とか、ヨーロッパの事例をもっと詳しく知りたくて、たまにアマゾン検索してみるのだが引っかからないのよね。