青春が終わる

勤め始めると、自分の先が見えてくる。

自分の可能性がなくなってくるのが実感できる。

まだようやく戦力になってきたばかりだからあまり期待されていないけど、

そのうちにっちもさっちもいかない仕事を任されるようになる、だろう的、未知の領域はあるんだろうけど。

大学に入るときには、先は見えたと思っていたけど、

だけど、研究室にワーキングビザでアメリカの大学で働く道があったりして、

道はまだ決まっていなかったというか

まだまだ未来は光にあふれていたんだな、とアラサーになって思う。

その可能性を無駄にしないとはどういうことか?

意識の高い学生もいいだろうけど、親の金で生活しつつ好きなことを追求できる期間だった。

あれ、もやしもんの答えと似てきたか?

私も図書室にこもって、大学時代の友達には、つーか高校の友達もだけど、結婚式に呼ばれることはないけど、楽しかったのである。

ホテルのバイト(日中限定)とか、してみたかったなー

もっと社会の輪郭を見てみたかった。

自分の可能性を無駄遣いできるのも若さの特権だけど、だけど、と、何をしてもやり残し感があったのだろう?

沢木君が卒業する時、後悔のない学生時代にできたと言えるのか、気になるな。

どの時点で後悔がないといえるのか、も問題だけど。

人生とは失った選択肢を哀惜するもので、けどそれを受け入れるしかない、以外に納得できる答えはあるのだろうか。

自分のやるべきことを受け入れ、淡々とこなせるようになったとき、青春は終わるのだ、と結論できるか。