忘れられた日本人
金曜日の夜に実家に帰って、本棚を漁る。
年度末の大掃除の前に、片付けられる本は読んでおこう作戦である。
勝間和代や大前研一、小宮一慶をざっと読み返し、スマイルズの自助論は、この本ほんとうに面白いか?
「忘れられた日本人」「イスラーム文化」「幇間の遺言」「氷川清話」「モオツァルト・無情という事」を発掘し、
「幇間の遺言」「モオツァルト」は中古のシールが貼っていないが、後ろの発行、増刷の時分、新刊本で買う習慣はなかったはずだが。
その他、東京大学の「統計学入門」は100円で買ってあったりした。
「象を撃つ」は一体どこにしまったか?
で、「忘れられた日本人」だが星5つレベルである。
- 作者: 宮本常一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1984/05/16
- メディア: 文庫
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若いうちに海外へ行ったほうが良いといわれるのがわかった。
身近な当たり前は疑うことが出来ない。
民謡がどのような場面で歌われていたのか。
歌合戦とか、まだ3分の1しか読んでいないが、新聞もラジオもない生活、1950年以前の生活は私の想像力の限界を知った。
旧仮名でないのは、岩波が直したのかもしれないが、文章自体も湿っぽくなく、サラリと読める。
食わず嫌いであった。
網野善彦が解説本を書いているようなのだが、それも読んでみたほうが良いかもしれない。
インパクトが凄すぎて引きずられてしまう。