ブタベストの古本屋

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)

1912年生まれの著者が、古本屋めぐりに若き日の留学時代の思い出などを語る。

古本屋めぐりなんて、単語の羅列だが、同じ本好きとして、楽しんでいる雰囲気に心癒されて難なく読んでしまった。

本屋めぐり楽しいですね。

とここで、ただでさえ、PVが減っているのにまた下がるようなこと、私と本について書く。

先月の神保町めぐりでは、目的地、古書かんたいむに辿り着かなかったのでありました。

水道橋で降りたのだが、神保町の大通りに着くまでに興味ある分野に強い古本屋を見つけてしまい、1万2千円の本、、、これは押さえておきたいし、と購入した。

(その場では興奮していて気付かなかったのだが、新しい本だから購入したので、もしかしたら、アマゾンで扱っていたのじゃない?

正気に戻って焦ったが、元値が1万8千円だったので得した部類だろう。)

さらに大通りに着く前に、古びた感じの本屋を興味なく一通り見て通り過ぎる予定であったが、岩波の青本が隅っこに積んであり、買い!

計2500円。

予算が1万5千円だったので、そろそろヤバい。

大通りで、澤田書店にて、1年前に買いたかった魯迅が2500円。

このあたりでさすがに予算の都合で水道橋に引き返した。

かんたいむで割引券を使いたかったのだが、50円引きを昨年から早くて来年まで2年以上所持することになった。

有楽町でお昼を食し、東京駅前の丸善に乗り込む。

まずは松丸本舗で1万円の予算である。

松丸はなんとなく肌が合わない。

びびっと来る本がないのである。

だいたい1巻は置いていないし、売れた後なんだろう。

おいしいところは人に取られている気もする。

だが、1万2千円ほど買い込み、アパートまで送ってもらうようにする。

そのあと、興味ある分野の本を下の階で見ると、探していた雑誌のバックナンバーが置いてあり、7千5百円ぶち込む。

これで私の東京大作戦は終わり、ホテルへ向かったのだった。まだ日は高かったが。

(本来なら寄り道する予定もなかったのだが、朝一の飛行機しか取れなかったのである。ちなみに当日は祝日で翌朝9時から仕事)


基本、私は新書読み、背伸びして東洋文庫で探すので、著者のようにこの本が稀覯本だと感動して本に手を伸ばすことはない。

題名のフィーリングと中身のチラ身がすべてである。

それはそれで本を選ぶ楽しみはえられていると思うが、本を探しだしたときの喜びも味わいたいものだ。

大学時代に本の中で褒められている人、批判されている人の本をブックオフで見たら、3冊即買いする作戦を実行し、一通り上っ面は覚えたのだが、それ以後10年、進んで窓口を広げたことがない。

積読1メートルなんて、文庫本ラック9つ、多目的ラック2つ、段ボールに8つぐらい積読中の私から見れば、まだまだ序の口だが、稀覯本に挑戦するにはハードルが高い。

というか、先日読んだ本を整理したら、半年で段ボールひと箱にしかならない絶望感。

私は積読好きで本好きでないよな(泣)

それはともかく、この本は著者に関係する学者なども出てくるが、自分の学問、本に対する情熱は、凡夫(BYタイラー)レベルで、目の前の仕事をきちんとこなし、家庭を持ったほうが良さそうな感じはするんだよな的にもしみじみしてしまったのであった。

最近私は80P読むと飽きるの法則を見いだし、毎日朝30分、夕方30分読んで(簿記、英語の勉強をして)場末のブログは週2更新でしばらくやっていこうかと思っている。

趣味は読書で悪いかー

本に金を落として日本経済に貢献しますのです。