徹底討論!ニッポンのジレンマ
- 作者: NHKEテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」制作班
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2012/03/03
- メディア: 単行本
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空(事実)雨(判断)傘(行動)という用語(?)があるそうだ。
私は、人の話は何が問題かという視点さえ一緒だったら、どうしたらいいという行動は正反対でも同じ意見と考える(傾向がある)
好きの反対は嫌いではなく無関心ぽく、くくってしまいがちである。
どうしたらいいのかは私が判断する。他の人の判断の可否を自分で判断して、行動を起こす部分においては無視、みたいな。
この本は、若手評論家を集めて話をしている。
これからどうしたらいいのか。
それぞれあるのだが、いろんな意見がある。でくくりたくなる。
水無田さんのいうように、話は国家の話の回収されて、国家の話は私にとっては掴みどころがなく、あってもないのと同じだ。
宇野さんの言うように、さまざまな個人の生き方と国家の間に中間がないのが問題かな。
私は婚外子とか結婚制度の前にパックス(?)とか最近だと前科者の職がないとかそういう話に関心があるのに、年金や経済成長の話になっていしまうし。
ま、各論では空中分解しただろうし仕方がなかったかなと思うけど、そういう細かな問題点をまとめてみる視点はなかったのかな。
全体的に床屋政談っぽく、具体的に面白かったのは
1990年の一般会計予算は66兆円、今は92兆円、増加分の17兆円が社会保障費とか、
残飯だけでも11兆円捨てられているとか、
年金改革公債と言って、未来の借金として別会計を作り100年200年かけて返済すると、今の子の負担が2500万円からすべての世代で400万円の損失で年金制度を維持(今のままでは破たん)とか。
結局、行動の手前の判断(分析)は数字を押さえた専門家が強い。
素人が話し合ってもねって感じだ。
システムは関係ない。自分がどうするのか。
病児保育を成功させている駒崎さん(てか保健師の人に影響されて保健師になりたいといった子供の話を紹介していたんだけど)のように背中を見せる生き方しかないかな。
最後のまとめのほうが、他人の行動(生き様)として私の中の行動の幅が広がった。
私の場合、アフターファイブになにか仕事とは別のことをしてみたいけど、仕事が終わったらぐったりして先週はブログ更新もできないほどっツーか、日に8時間労働で勘弁してもらったら、また生き方にも幅が生まれると思うのだが、会社都合で首になった兄貴を見ていると、ネットばかりして、時間があったらあったでモソモソしてしまうのだろう。