ミニミニ宮台君は既に存在しない

宮台真司の「愚民社会」について書かれたはてなのブログは現在、自分を含めて15名。

発売後3カ月もたっているのに、少ない。

で、それらを逐一たどっていくと、ミニミニ宮台君(だったけな?)宮台先生の強烈なフォロワーは存在していない。

どちらかというと、自分みたいなナイーブな(?)地方国立大出身者みたいな人が多い。

ちょっと宮台先生とは距離を置いた風で、でも好き、みたいな。

宮台先生は旬を過ぎたのだなという思いとともに、ま、宮台先生が読んでもらいたいようなクレバーな人もいなかったのだが、私は好きなんですな。

朝生なんて地方は映らないし、自分が宮台先生を知ったのは21世紀に入ってからだ。

大学時代に、読んでいる(批評)本に名前の出た人の本をブックオフで見つけたら3冊買ってみる大作戦を実行していた時に知った。

一番最初に読んだ本は「自由な新世紀 不自由なあなた」で後半戦のザ学問てな感じが新鮮で一気にはまった。

自由な新世紀・不自由なあなた

自由な新世紀・不自由なあなた

図書館においてない著作はほぼコンプリートしている。

と言いつつ、今回の本はざっと読んで積読行きになりそうな気もするが。

共同体の大切さは分かるが、本当にみんな絆コストを払えるのかの提案はなさそうだったし。

自分はエリートでもないから、エリート云々は読み飛ばしで、日本の将来については、大きすぎて分からないし。

でも、次回作も買う程度にはエンターテインメント性があると思いますです。

ちなみに愚民観を持っているのは麻生の同輩で、それを批判する宮台先生が愚民と言っているわけではない。

釣りとしては失敗だと思う。