現場主義の知的生産法

現場主義の知的生産法 (ちくま新書)

現場主義の知的生産法 (ちくま新書)

下手なビジネス本より熱く仕事に対してやる気になります。

コンサルってカッコイ〜

著者は大学の教授で、数々の企業にインタビューする。インタビュー内容は事前に決めない。

5〜10分経営者やその夫人、従業員と話すと、それらの人が話したいことをキャッチして2時間ぐらい聞く。

20〜30の企業それぞれ異なる話が大きな拡がりを見せる。

そして、日々「現場」に身を置き、関連資料を眺めながら、特に異常値といわれて放置されている最先端と、誰も関心を示さない一番後ろに残った部分に最大の関心を寄せるようにしている。

最先端は次の時代を予見させ、最後尾は構造的な問題を浮き彫りにしてくれるのである。

この二つの対比的な構造分析から、全体の構図を立体的に組み立てていこうというのである。

異常値を切り捨てる統計的な手法とは別に、自分のアタマを頼りに形をつくるって超クール!

大学の人が企業に相手にしてもらうには利益が必要で、すなわち、取引先や投資者の紹介が欠かせない。

ネットワークを持っていないといけないのである。

なんちゅーか一朝一夕でまねできないが、こうなりたい理想像として大いに刺激を受けた。

秋津ネットワークが構築できるように、お仕事に精進しよっと。