相手に9割しゃべらせる質問術
プロデュースは”未来”を仕掛けていく仕事。
でも、「この先、何が流行るか、何が売れるか」と時代を予測し、そればかりに合わせて企画を考えると、たいてい失敗します。
時代に合わせようと思った時点で後追いになるからです。(中略)
ところが、何がウケるかではなく、何をやりたいかだけを貫いていると、時代のほうが追いかけてくれることがあります。
語り口が和田裕美のようだ。
フラットと前半部分で繰り返されているが、飾らない人柄が透けて見える。
読んで楽しく、加えて実用性のある本だ。
「自分が好きですか?」「その理由は?」というコンボをはじめ
「○○とかけまして、○○と解く。その心は」と質問のまえにワンクッションおけば自然になる。
「そもそも」と聞き続けてもつながるし
「現在→過去→現在→未来」の順で聞くとか、
質問の途中で相手の顔が曇ったとみれば「○○について聞…くなんてヤボですよね」「…と似た質問ですが」と誤魔化す手段もあり。
おちまさとの他の本も読んでみたくなる。
- 作者: おちまさと
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 新書
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