相手に9割しゃべらせる質問術

プロデュースは”未来”を仕掛けていく仕事。

でも、「この先、何が流行るか、何が売れるか」と時代を予測し、そればかりに合わせて企画を考えると、たいてい失敗します。

時代に合わせようと思った時点で後追いになるからです。(中略)

ところが、何がウケるかではなく、何をやりたいかだけを貫いていると、時代のほうが追いかけてくれることがあります。

語り口が和田裕美のようだ。

フラットと前半部分で繰り返されているが、飾らない人柄が透けて見える。

読んで楽しく、加えて実用性のある本だ。

「自分が好きですか?」「その理由は?」というコンボをはじめ

「○○とかけまして、○○と解く。その心は」と質問のまえにワンクッションおけば自然になる。

「そもそも」と聞き続けてもつながるし

「現在→過去→現在→未来」の順で聞くとか、

質問の途中で相手の顔が曇ったとみれば「○○について聞…くなんてヤボですよね」「…と似た質問ですが」と誤魔化す手段もあり。

おちまさとの他の本も読んでみたくなる。

相手に9割しゃべらせる質問術 (PHP新書)

相手に9割しゃべらせる質問術 (PHP新書)