GIGAZINE 未来への暴言

おれ、現在の変わっていく社会の中で、変化を読み取る側ではないのだが、この本の構図の中で、自分が社会の一員であることが自覚された。

GIGAZINEの社説みたいなもの(?)で、社説の意味が初めて分かった。

机上の空論、現実と遊離した実現しない理想を書いているのではない。

GIGAGINE10年間の事実を元に、これからこうなる方向性を書く。

インターネットの先を読むのは鬼が笑うごときと自覚しつつ、読み手はその希望に当てられる。

「未来への提言」ならぬ「暴言」だそうだが、書かれていることは現実の延長上だという説得力があり、読み手にこれからどうなるのか想像力を掻き立てる。

自分はこの図の中でどういう位置をとるのか。

むしろ今まではなかなか対価を払われなかったものに対して価値を見いだして払うという現象が現在進行形で起きており、そうであるならば、さらにその先、「価値のないものに対価を払う」、つまり「無料である者に対価を払う」という時代が来るのではないか?と思い至った次第です。

私は、本に関しては古本でいいんだけど、著者の応援代で、新刊買っているし、社会の変化をもたらしているのか。

いや、この本の中では少額決済の話で、ちょっと話がずれるんだけど、社会の一員だったのだな、と、説教臭くなくわからせる。

著者はあとがきで、若者に希望を与えたかったと書いていて、その目的は達せられました、みたいな。

希望を持たされて、さて、何をしようかって、俺、40年前だったら確実に全共闘だな。

会社に利益をもたらすことが、社会に利益をもたらすことです)キリッ

こういう変化を利用できたらいいんですけど、you tubeの野望編は実際に経験した人でないとわからない事実からの洞察で読みごたえがあったし、一つの方向性として参考になった。