「結婚帝国」「これから結婚するつもりですが、何か?」
男たちは、所有する以外の愛し方を知らないのでしょうか。
「手をあげる」ってすごい言いかえだなあ、男たちは「殴る」って言わないんだなあ。
信田。というより、わたしに対して、自分がマッチョな男権主義的な男ではないということをアピールするわけよ。
ですから、「脆弱な男である」「妻にこんなにも傷つけられた」「妻のほうが勝手である」ということを訴える。(略)
上野 暴力の正当性を訴えるわけね。
信田 うん。手段ではなく、動機の問題であると。動機について、彼女に責任があると、こう言うわけです。
- 作者: 上野千鶴子;信田さよ子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/05/07
- メディア: 文庫
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女性は男性に選ばれないと一人前ではない?
う〜ん、言われてみれば、結婚していない女性に対しては、一人の男性にも選ばれていないのか、という視点があったような気がする。
それを言うなら、男も、家庭も持てないのか、とも思っていたりもするけど。
いや、子供のいない人に対してもできない事情があるのならともかく、って養子もらったほうが楽しいと思うんだけど的偏見はあるけど。
で、自分は人の目を気にする以上の結婚する理由なんてあるのかい、ってなところで、イマイチ付き合いに積極的になれなかったりもするのだが。(向こうもそうなんだろうけど)
で、「結婚帝国」ではDVの項が面白かった。
男の愛情表現ってどんなもの?みたいな。
(ちなみに男の暴力と女の暴力は等価ではない。女は男の暴力におびえるが、男は女の暴力はうざくても命の危機は感じられない?)
これから結婚するつもりですが、何か?―ポジティブ・バンコンな女たち
- 作者: 水次祥子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2007/06/01
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という本のなかでは、離婚したい女性が4人出てくる。
仕事に忙しくて、家のこと、子供の相談にも何も乗ってくれない夫に対し愛想を尽かす妻、良き父だが、性生活がなくて浮気を続け買い物依存症になった妻、夫婦の会話がなくてパートに出るのも反対され、離婚を考える妻、60になるまで夫を支えたが、引退して家にずっといることに耐え切れず、離婚した妻、、、
女にとって理想の夫、男にとって理想の妻の擦れ違い、落としどころをどうするか。
むぅ、自分の場合、幸せな結婚生活が想像できないのである。
口で勝てなきゃ手が出るか?
今まで考えたこともなかったけど、「俺も心が痛いんだ」とか言って殴る、、、
う〜ん、今の人にこないだ初めて要求を一つ出したのであるが、無視られた。
向こうはこちらに何も要求してこない。
気が合うと言えば合うんで、これでいいかなとも思っていたんだが、こちらはそれでは安心(?)できないし、もちっと詰めてみようか。今のうちに。別れてもしょうがない。
口で折り合いをつける練習をしておこうと、決心させられた本であった。