ログ・ホライズン2

シロエ、街の秩序の構築のため、勝負をかける。

それが、ちゃんとドキドキ盛り上がる。

小説の中でも読んで楽しかった★4つレベルであった。

最後の双子の頑張りは思わず涙がうるっときた。

ただし、多額のお金の使い道と料理の件は、だいたい察しがついて、作中人物誰も気づかなかったのか、ちょっと不思議な感じがした。

それから、交渉の場面も、ギルドがまとまるかどうか、質問があるのだが、いきなり「まとまるかどうか」の質問ではちょっと不自然かと思った。

頭のいい人の話し合いはそうなるんだろうか?

物事の根本をいきなり指摘できる奴は相当頭いい。

普通、枝葉末節でグダグダいう人がいて、会議成り立つんかいな現象が生じる、私の周りでは。

ウダウダ感がもう少しあったほうが、カタルシスが生じる。

加えて、直接、まとまるかどうかは言葉で指摘するのも愚か、直接言葉にせずに迂回的に表現するのが紳士の戦いのような、って私のこだわりかな。

で、シロエの挑戦がもうドキドキするんだってば。

だいたい種の想像はついても、人に自分の意見を受け入れてもらうためには、なだめてすかして、もう大変。

裏技を使ったら、またケアがどうするんだよ〜

落としどころに行きつくまで、緊張感があって、ノンストップで読み終わりました。