ログ・ホライズン2
シロエ、街の秩序の構築のため、勝負をかける。
それが、ちゃんとドキドキ盛り上がる。
小説の中でも読んで楽しかった★4つレベルであった。
最後の双子の頑張りは思わず涙がうるっときた。
ただし、多額のお金の使い道と料理の件は、だいたい察しがついて、作中人物誰も気づかなかったのか、ちょっと不思議な感じがした。
それから、交渉の場面も、ギルドがまとまるかどうか、質問があるのだが、いきなり「まとまるかどうか」の質問ではちょっと不自然かと思った。
頭のいい人の話し合いはそうなるんだろうか?
物事の根本をいきなり指摘できる奴は相当頭いい。
普通、枝葉末節でグダグダいう人がいて、会議成り立つんかいな現象が生じる、私の周りでは。
ウダウダ感がもう少しあったほうが、カタルシスが生じる。
加えて、直接、まとまるかどうかは言葉で指摘するのも愚か、直接言葉にせずに迂回的に表現するのが紳士の戦いのような、って私のこだわりかな。
で、シロエの挑戦がもうドキドキするんだってば。
だいたい種の想像はついても、人に自分の意見を受け入れてもらうためには、なだめてすかして、もう大変。
裏技を使ったら、またケアがどうするんだよ〜
落としどころに行きつくまで、緊張感があって、ノンストップで読み終わりました。
- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2011/05/30
- メディア: 単行本
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