話ができる男 バカになれる男 男が惚れる男

一つの本の中に3つこれは、と思うことが書いてあれば及第で、この本は4つかな。

また、同じ演技であっても、死ぬまでし続けることができれば、それはもはや演技ではなくなる。

身についた第二の天性ともいうべきものである。

本人の努力の結晶であり、修行の賜物というべきである。

社交的な状況の下で一緒に食事をしたときなどは、洋の東西を問わず、男性が勘定を持つのが一般的である。

そのようなときに、それは差別であるといって咎め立てする女性がいるかもしれない。

それに対しては、過去において長く行われた男性による、女性への「圧制」に対する償いの一環である、といえばよい。

夫婦の仲が冷え切って私生活が乱脈を極めていても、仕事はプロとして立派にこなしてきているという男もいる。

そのような男は経営とはいっても、モノとカネの使い方が上手であっただけで、人の使い方についてはうまくいっていなかったはずだ。

起業の目的は利益の追求であると誤解していて、そのためにヒトの要素を軽視した結果、利益を上げてきたというだけだ。

企業は人々が力を合わせて社会に貢献すると同時に、その結果として皆の生計が成り立っていくという場である。

人生の含蓄があって好きである。

自己啓発としては、「堂々と休む」の項が耳に痛かった。

自分の仕事をきちっとしていれば、休むこともできるんだろうな、と自分の仕事ぶりがなさけない。

話ができる男、バカになれる男、男が惚れる男 (知的生きかた文庫)

話ができる男、バカになれる男、男が惚れる男 (知的生きかた文庫)