高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人

「概念」の操作にはとの程度経験が必要なのか、「華胥の幽夢」で気になっていたことなのだが、それに関しては示唆がなくて少し残念。

ま、「頭がいい人」とは、学歴エリート(アカデミック・スマート)とは別のストリート・スマートと言う言葉で現される特徴があり、そのストリート・スマートになるヒントを散りばめた本なわけで、ちょっとしょうがなかったけど。

したがって、この本で説明してきた実践編も、実は「概念操作」の訓練の一つです。

という親切なまとめさえ、覚えておけばいい、のか?

「頭がいい人の7つの習慣」の章にあるその1、「物を概念化する習慣がある」とあった。

で、私はこの「ものの概念化」について、十二国記「華胥の幽夢」で楽俊のお友達が非常に気になっているのである。

華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)

華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)

早熟の天才は伸び悩む。

書物だけの知識では知識に実感が持てず、壁にぶつかる。

さて、この法則はどこまでリアルに当てはまるのだろう?

何が本質で、何が例外か?の概念化の処理には経験が必要なのではないか?

ちなみに自分は気が利かない。

どっちかっつーと分からないでつったるところがある。

何をしたらよいのか分からなくなるほうである。

(適当に忙しそうなふりをする技を炸裂させますが)

今、何が必要とされるのか、優先順位をきちっとつけるには、試行錯誤が必要であると私は思っていて、

もちろん、この本では訓練に5年はかかると言っています。

その訓練方法も書いてあるし、ちゃんと大事なところ(?)は押さえてあるんだよな〜

基本的、ストリート・スマートは私の理想で、確認と言えば確認であったが、これからどこをのばそうか迷って相談をしてきた家人のフリーターには読ませると面白いかも。

サバイバルな感じしまくりで、ぬるま湯に浸っている我が身が真に受けるにはちょっときつくもありました。

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)