ゴーストハント2(リライト)人形の檻
家人は前のピンクの背表紙のやつも欲しいと言っていた。
前のやつを読んだのはもう何年も前になるが、前のやつが麻衣ちゃんのキャピキャピ女子高生ぶりが楽しくはあった気がする。
ただ、リライト版はもちろん小説としての厚みが増している。
以前は見なかった登場人物が2人増え、「家が人に憑く」ことが強調され、本当に最後のほうになるまで犯人が分からない。
結末を知っているとはいえ、先が気になって、「中を飛ばして終わりから読み」を発動させたくなる。
雰囲気も麻衣ちゃんの性格がいいせいもあると思うし、良い。
なんとゆ―か、充実度がある。のめりこみ度が高いとゆ―か、携帯のメール着信の音にビクッとなってしまったよ。
筆運びは円熟みを増していた。
リライトとはいえ、前のとは別のものとして楽しめた。
- 作者: 小野不由美,いなだ詩穂
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/01/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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