高校生からのゲーム理論

はたから見ると終わった恋愛、本人はまだ続いているつもり。

いや、続いていると思いたい。それを指摘しても、逆に友人としての誠意を疑われる・・・

掴みはOK。

本編もそこそこ楽しめた。

で、第5章の未来編がいい!

「いじめられる理由なんてない」は子供が小さいうちに読み聞かせすべき。

ここまでの議論を踏まえれば、知的障害が「原因」で、仲間外れやいじめが「結果」であると結論付けることが、いかに僕らの誤ったものの見方にも続いたものかがわかるであろう。

これを因果関係だと思わせているのは、僕らの経験とその経験を安易に解釈しようとする営みのなせる業なのである。

ヒュームで火のないところに煙は立たずといった一般化する因果関係の誤りを指摘し、(←だよね、あまり正しい理解ではないかも)仲間外れのゲーム理論を展開し、いじめられる側に問題があったわけではなく、個人差は必ずあるものだから、理由などいくらでもついてしまうものである、と畳みかける。

うわぁ、しびれる。私もこんなことを書ければ、ブログを書く意義があるというものですが(←兄ばれして続ける意義を失った)

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)