一言変えるだけで!もっと人に好かれる話し方
注意を受けたときは
(反省)「すいませんでした」
↓
(感謝)「私のために、こんなに時間を使っていただいて、ありがとうございます」
「こういう言葉をいただき、ありがとうございます」
相手に素直になってもらう伝え方はひとつです。
それは「累進話法」です。
自分以外の第三者を(その場にいない)主役にして話す方法です。自分の経験でなく、誰かの経験だということ、自分の考えたことでなく、誰かのアイディアだということを伝える方法。それが累進話法です。
すぐに使えそうだと思ったのは、この2つである。
収穫的には★3つ半なのだが、文章の雰囲気が非常に良いので★4つ。
これは、山本七平並に、独自のいい雰囲気がある。
山本七平は、白い絹糸が海原を真っ二つに割るような、深くて底冷えする、これが戦中派かと思わせる静けさが特徴的だ。
著者は、ビジネス本にありがちな、まっすぐ前しか見ていない異様に高いテンションではない。
一つ一つの文章の間に1秒2秒の沈黙がある。
良く考えて人の言うことに耳を傾ける余裕がにじみでて、かと言ってくどくなく、自分がしっかりある。
自分が自分が、の頑固さは見えず、しなやかさを印象付ける。
著者の視点には他人がしっかり映っていてまなざしが優しいが、開きすぎない距離も同時にある。
自分でも何言っているか分からないが、すごい心地よい雰囲気だ。
内容ではなく、疲れたときにこの文章を読んだらいやされるだろう。
著者が小説書いたら絶対買うな〜
- 作者: 和田裕美
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/10/22
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