超弩級少女4946

それは愛じゃない!!

キミは、『自分を女の子扱いしてくれるなら相手は誰でも良かった』

そう言っているに等しい。(中略)

さっき見たようにボクはキミを護ることができるし、僕なら君のすべてを受け入れられる。

だからキミは、僕の彼女になればいいんだよ!

ウォオオ、飛ばしてきましたよ。2巻だと主人公と彼女の絆ははっきりしていないし、この突然現れたライバルの申し出にOKするのもあり。(実際にOKした)

次巻で、主人公と彼女がつきあう理由を挙げられたら、★4つ半は固いけどどうじゃろ〜

ただし、主人公とライバル?は性格が全く違うし、主人公が好き(と思っている)彼女が、ライバルに惚れるかどうかはまた別問題でしょうが。

主人公と似た性格で、能力付きなら、まだ迷うのに理由はあるけど。さすがにそこまで突っ込んでこなかったな。

ところで、絆の問題である。流動性と自由と束縛の問題である。

宮台真司がもっと他にいい女性はいるかもしれない。しかし、今の妻から目移りしないことで、満足感が得られる(とはいってないな。私の頭の中で翻訳されるとこうなった。)と言っていた。

どのパソコン買っても一長一短。当たり外れはあって当たり前で、不満を受け入れて、そこから買い替えではなくどう対応していくかで愛着度も変わる。

もとい、うまく言えないんだが、ロードス島伝説で、人間より自由で強い竜を従えるには、名前を与え、束縛(?、規則?)を与えること、とゆーのがすごく心に残っている。

一定の枠を与えることで、得られる解放感、安心感。

私は緩く生き続けることが許されない機転の利かなさを持ち、永遠に緩い世界の行きつく先に思考実験として興味はあるが、自分には関係がない。

どういう種類の束縛がよりよい人生を作ることになるのか。

どのぐらいの覚悟(思い込み)を決めると、返って生き易くなるのか。ちょっとぼんやり考えている。

超弩級少女4946 東毅 小学館 2010