少女漫画
過去の少女マンガを読んでいた少女たちが、成長したらどうなるのか。
少女マンガの名作を作者から許可を取って絡めて描く。
たしかベルばら絡みの作品はNHKのドラマになった、はず。
しかしオチはそのまま放送したのであろうか。
パタリロもそうだしできすぎ。
マンガみたいな終わりかた。
かといって「あさきゆめみし」みたいなオチばっかりだと、好きなんだけど読む気が起こらないだろうけど。
最終話は「少女漫画家たち」で、くっついたり離れたりを書きたくない少女漫画家が出てくる。
プロとアマの違いがはっきり描き分けられていない。
描きたいことで食べていけないと憤るだけで、描きたいことと描かなくてはいけないことで悩んでいない。
この話は最終コマを含めた割り切れなさが作者が考えていることじゃないんだろうかとゆ〜感じで、充実度が滅茶苦茶高い。
この論理を追うと、ここがこ〜つながるから、こういう結論になるのか。
誉められたいから描くって、それまでの論理、くっついたり離れたりを書きたくないとつながってないじゃん。
結局くっついて別れてを肯定するように見えて、そのことを描くとは言っていないのがすげ〜
論理のとび具合もその熱さのなせる技だと思えば好感が持てます。
ちなみに私は仕事の合間に書きたいことを書けるだけで十分派です。
悩みがない分、伸びしろはないだろうけど、世の中、好きが飯のタネになる人ばっかりだと息が詰まる。