たしかに何か起こっている。しかし、起きることに対してこれからどうなるのかドキドキしないのである。
確かに、主人公は成長はしているんだけど、あまりに優等生っぽく先が読める。
それなりに根性のある優等生で、どうしようもなくなっても自分を壊さずに対処できる図が見える。
これからも主人公は懊悩なんて言葉を自分の辞書にいれないだろう。
まるで私のようだが(←自分の限界を感じる)、それでは小説は面白くない。
「ライトノベル☆めった斬り!」でこの本の紹介がなかった(よね?)のがわかる。
(追記)「めった斬り」には掲載されていました。これから面白くなるに違いない。
丘の上のミッキー3 久美沙織 昭和60年 集英社文庫 (なんと昭和62年で第16刷!)