あめりか記者修業

著者は42歳で1年間、アメリカのクェーカータウンの小さな新聞社で実習生として働く。

seeとsheとseaは発音が違う?確かにそれもトリビアとして面白いけど、文化摩擦の話が後半3分の1にしか出てこなくて拍子抜け。

確かにアメリカ新聞社の話は勉強になるけど、越えられない壁、分りあえない壁はどこにあるか、が知りたかったな。

ところで新米社員なら思うだろう。これから30年この仕事でやっていけるのか。私は極めたいのに担当がころころ変わるのに閉口している。

著者はこの渡米経験が人生の節目となり、テレビ番組への転身もする。

チャレンジャー人生をするのなら、それなりに準備がいるよな。

むぅ。今の仕事を全力投球して5年で全部吸収できる勢いで頑張ろうっと。

あめりか記者修業 鳥越俊太郎 中公文庫 1989