魔法先生ネギま! 1〜27

くまさんパンツと女の子の裸の1巻が面白くなくてどうにも読み進められなかったのだが、だんだん少年漫画っぽくなってきて燃える。

一番心に残ったのは自称、未来からやってきた子に対する抵抗の論理の構築だろう。

未来から来た子は魔法の存在をばらそうとする。そうすれば未来のある悲劇を回避できるらしい。

その子の行動をとめることのできる論理をさがして、ネギとユエとの会話が雰囲気できていてよかった。

私なら人生塞翁が馬、過去のある時点で悲劇だったとしても、その経験があってこそ次のさらに大きな悲劇は回避できるかもしれない。一度きりの人生のかけがえのなさを楽しみたいものです。(←死にたいほどいやな目にあったことがない)

ま、力を行使するのに理由なんていらない。強いものが勝つでいいじゃん。理屈を必要とする弱さを感じたりしたのでした。

そこがねぎのうじうじ考える闇たるゆえんなのかな。

魔法先生ネギま! 赤松健 講談社