地下室の手記

主人公はとにかく、うにょうにょ一人相撲ばっかりしている。

シュミレーションをするのは大事なことである。でも、ぐちょぐちょ人の気にしていないことを独りで抱え込むことも多い。

主人公は私だ、みたいな。

だけど、私は最近、人は違うことを考えているから、結構なんとかなるので当たって砕けろ作戦なのである。

こんなにへそ曲がりじゃないし、ちょっと距離を置いて読むことができる。

そんなだし、主人公がヒッキーになる前となった後だと前のほうが楽しかったんじゃね。(←上から目線)

ヒッキー化は、ご自分にお愛想尽かしたというよりむしろ現実逃避。

あ〜あ、ドつぼにはまってしかも強制的に出るきっかけがなかったっぽい。

うちのパラサイト無職も長引くと等比級数的に社会復帰難しくなると思うんだが…

結論:子孫に美田を残したらいきません、という、ちょっと純文学は難しかったです。

地下室の手記 ドストエフスキー 光文社古典新約文庫 2007