超簡単 お金の運用術

たとえば、百五十万円の普通預金と三百万円のETFとを持った三十歳のサラリーマンは、本人の仕事や能力にもよるが、たぶん一億円を超える人的資本を持っていると考えることができる。(省略)

四五〇万円の金融資産の三分の二を株式で持っていると考えると、大きなリスクを取っているように思うかもしれないが、百五十万円の現金と一億円の円建て債権と三百万円の株式が自分の資産だと考えて、自分の状況を客観的に眺めると、風景が少し違って見えるのではないだろうか。

私はなぜか、将来、日本は少子化で衰退するから、外国の株式を今から持っていたほうが良い。と考えている。(←笑ってください)

そんなこんなで株や投資信託に興味があるのだが、やっぱり踏ん切りがつかなかった。

しかし、著者の悪魔のささやきにやられてしまった。(証券会社の人、このくどき文句は仕えますよ。)

この本には、リスクを取れる勇気のある人からちょっと躊躇する人まで、3種類の人の処方箋を書かれている。

株式(ETF)で買う国内株と外国株の一番安全な割合まで算出してある。

具体的な商品名も書いていて実用的である。

当座の生活費3ヶ月?分以外は株に回せといわれても踏ん切りはつかないが、毎月の貯蓄の6割ぐらいは株でいいか、なんて思ってしまった。

ちなみに著者はドルコスト平均法は気休め派である。

超簡単 お金の運用術 山崎元 朝日新書 2008