BLACK BLOOD BROTHERS 11

副題が「賢者転生」。

主人公は弟(賢者)に自らの血を与えて転生を完成させ、死ぬかも知れないことが示唆されていました。

賢者が転生するってことはマジ死んじゃうの?

女主人公といい感じになりかけているところなのに。

副題を見たときから、ドキドキして発売日が待ち遠しかったです。

ネタばれになるので詳しくはかけませんが、落としどころとして、悪くなかったと思います。

あとがきを見ると、作者もどういうオチにしようか迷っていたみたいですが、納得のできのようです。

あと星半個分は、非戦闘員の女主人公が最後の決戦の場にいた理由を、きちんと提示できたからです。

ご都合主義にならないアイデアを考え出せられるのはさすがプロの作家です。喜んでカネ払います。

戦闘シーンも二転三転するのを緊張感を持って書ききっていたし、読み進めてあっという間の1時間でした。

BLACK BLOOD BROTHERS 11 あぞの耕平 富士見ファンタジア文庫 2009