青空人生相談所

世に出る運命のある人はだいたい40までに出ているから、外れた人は、それ以降は、まあ、どっちかというと、騒ぐ世間の傍観者というか、自分の人生は自分の人生、勝間勝代は車窓の風景。
finalventの日記
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20090514/1242261727

というのを読んで思い出したのが、

でもひょっとしたら、今あなたの周りにいる人は、もうみんなあなたと同じ悩みを持っている人達なのかもしれませんね。

たぶんあなたはそのテードなんですよ。

という橋本治の言葉。

あんまり関係ないようだけど、結局そのテードの中でやきもきして一生が終わるんだろうな、みたいな。

私はまだ30じゃないけど、先は見えた感はある。

よくできて、家庭を持って、その後粗大ごみコース。

そんな人生より、働きながら学問をかじりたい。

ひとかどの人物にはなれない、対外的には(あまり)価値はないけど、学問をする充実感は得られるような人生コース。

30を過ぎて、そのテードの中でも生きる瀬はあるんじゃないかと淡い期待がある。

世に出た人とはお友達になれないのは確実だが、それだけが人生じゃない。

そのテードのやきもきをまった〜り楽しめる人になりたい。

青空人生相談所 橋本治 ちくま文庫 1987