蜃気楼の少女 グイン・サーガ外伝16

シルヴィア救出を果たしたグイン達は、キタイを脱出しノスフェラスへと足を踏み入れた。

そこでグインを待っていたのは、蜃気楼の娘という、さまよえる古代の亡霊だった。

その怨念に捕らえられたグインが目にしたもの、それは隆盛を極めた在りし日の古代帝国カナンの姿だった。

やがて恐るべき破壊が、日々の暮らしの意とまれルカなんの都に突然襲い掛かった……謎につつまれたカナン帝国滅亡の真相が、いま明かされる!     (裏表紙より)

悩まないグインは70年代に造形された主人公らしいが、話がややこしくならなくて良い。

外伝①のシルヴィアはツンツン高慢な感じがよろしかったが、実はデレな部分を隠し持っていました。

しかし、外伝①でグインは第二夫人をゲットしていて、なかなかシルヴィアが素直になれない周囲の状況もあります。

三角関係にはならないのか。

それとも、シルヴィアはマリウスを見直して、これが不義のきっかけとなるのかッ。

自分、昼ドラ結構好きなのかも。ドロドロしそうな予感にわくわくしています。

蜃気楼の少女 グイン・サーガ外伝16 栗本薫 ハヤカワ文庫 1999